【家族の思い出 #4】夏の思い出 夕涼みに空港へ まっすぐに元気にのびのびと

こんばんは、@hanamizukiです。

前回の記事はこちらから

私達家族は夏という季節が大好きでした。眩しい太陽も青い空も海も自分達の季節のように過ごしてきました。

昨夏のmili君3歳の夏は楽しすぎて忘れられない夏です。

心疾患があるなんて思わずにいた頃だったので、プールや海水浴に行っていた昨夏3歳の夏。

おと（息子はお父さんを「おと」と呼んでいました！）とお揃いのオレンジの海水パンツをはいて、久しぶりの海へ。
打ち寄せ来る波を気持ち良さそうに感じて遊んでいたmili君。
ビーチにはテントを立てて大好きなフライドポテトとイチゴのかき氷を食べながら「来年はキャンプしたいね！」って話をしていました。

海水浴の帰り道は、おとの提案で空港が見える公園に行き、夕涼みをすることにしました。

田舎の空港は便数が少ないのですが、18時前後、大阪から到着するJAL便、札幌に向けて出発するJAL便の2本が見れそうなタイミングだったので、芝生だけがある高台の公園に行ってみました。

風が心地よくて芝生の上に横たわって到着を待ちました。
おとはmili君をお腹の上に乗せ、一緒に空を見上げて、2人でいちゃいちゃ。
芝生をかけられたmili君はめちゃくちゃ喜んで爆笑しています。

「あー、きたきた！」
「JALがきたー！」
「機長さんにバイバイしてみよう！」
「ばいばーい！ばいばーい！」

おととmili君は一生懸命手を振ります。

「おー、mili、機長さんが手を振ってくれているよ！」
mili君に気づいてくれた機長さんが手を振り返してくれているのが見えました。嬉しくなったおとはmili君を抱き上げて抱っこをしながらグルグル回り、mili君は満面の笑み、2人ともとっても楽しそうだったな。

mili君のお名前は、世界中にお友達を作ってほしくてつけた名前でした。
お腹にmili君がいる時から、飛行機に乗せてあげたい！海外旅行に行きたいね！と、おととは世界中にmili君と旅行に行きたい！という夢がありました。

来年は旅行に行きたいね！と4歳の夏を楽しみにしていた矢先に心疾患が見つかり、この公園にもまた遊びに行けることなく、mili君の心臓の鼓動はあっという間に止まってしまいました。



空は広くて
世界は広くて

いろんな人に出会って
たくさんの経験をしてほしいな

まっすぐに元気にのびのびと
皆から応援される子になりますように

そんなことを願ってつけたmili君の本当の名前があります。

夕涼みで飛行機雲を見つけるとmili君見は
「ひこーきー！」っていち早く教えてくれていました。
「いつか飛行機に乗ろうねー！」

今、mili君は、飛行機雲のすぐ近くで「ひこーきー！」って見つけて飛行機雲に乗って旅をしているかもしれないね。

空は広いですか？
世界は広いですか？

「mili君！やっほー！」
飛行機雲を見つけたらお母さん手を振るね！
お母さんを見つけてね。