見出し画像

BLAND STORY ~MILELE For AFRICAで叶えたいこと4つ~

アフリカ布×Shopping=孤児支援 ~誰もが支えあえる世界を~

こんにちは。
MILELE For AFRICAの西川麻衣子です。

今回は私のアフリカンプリントを使ったファッションブランドについてお伝えさせていただきます。

◇誰もが支え合える世界に貢献

2014年ケニア初上陸の際、世界は知らない人・会ったことない人でもお互いに影響を及ぼし合っているなと感じました。
その時その時の選択肢の積み重ねで人って出会って(関わって)いくんだなと。
ならば!自分が起こすアクションや選択がいつか誰かの役に立つかもしれない!という思いがありました。

何か好きなことを活かしつつ現地のためになることがしたいと思い、以前から大好きだったアフリカンプリントを使ってファッションブランドを作ることに。
「テーラーさん↔ステキ!と思ってくれた方↔支援を必要としている人」みんなに幸せのループができたらすごくHappyだな!と極々シンプルに思い、2020年1月にデザイナー=私、テーラー=ケニア人・キャサリンと制作をスタート。

テーラー・キャサリンと2019年12月にスタート!

売り上げの一部はケニアにあるNPO・アフリカ児童教育基金の会ACEFが運営する孤児院に寄付しています。
確かにモノは決して多くないけど、34人の子どもたちが仲良く明るく助け合って暮らしています。

アフリカ布を通して会ったことがある人も・ない人も、誰もが支え合える世界に貢献したいというのが自分のブランドを通して叶えたいことです。

ブランド名は「MILELE For AFRICA」。
MILELE(ミレレ)とはスワヒリ語(ケニアの言葉)で『永遠』を意味します。みなさんからいただいた温かい気持ちが子どもたちの心の永く残り、素敵な未来につながるよう願いを込めました。


◇その時の「気持ち」を表すファッションでHAPPYなエネルギーを

画像5
アフリカ布を纏ったマサイ族の方々。原色が本当によく似合います。

楽しい、嬉しい、幸せ、悲しいetc…気持ちは選ぶものに反映されます。鮮やかな色合わせや柄のアフリカ布は陽気なケニアの雰囲気そのもの。見ているだけでも元気になるアフリカ布からHAPPYなエネルギーを受け取ってもらえたら嬉しいなと思いながら制作しています。

◇アフリカ布ハンドメイド雑貨の印象を覆したい

画像3

ケニアで始めた当初は「MADE IN AFRICA」の印象を覆したい!という思いでした。クオリティに対して厳しい日本、一方アフリカはかなり緩やか。
素朴な作りのものが多いのが特徴です。
ケニアで商品を作ってくれていたテーラーはキャサリン。彼女はNPO・アフリカ児童教育基金の会ACEFの塩尻美智子所長が現地で洋裁教室をしていた時の生徒でした。

画像2
洋裁学校でミシンの使い方を教える美智子さん。近所の女の子が自立できるようにと始めました。


キャサリンは技術も意欲も高く「お客さまに喜んでいただくことが私の幸せ」と、どうしたら商品が綺麗な仕上がりになるかを常に考えてくれていました。熱心なキャサリンと仕事をするのはとてもやりがいがありました。

しかーし、ケニアで商品作りを始めてから3ヶ月後にはパンデミックの波がケニアにも。2020年3月に日本に緊急帰国しました。

帰国後の6月、「せっかく始めたブランド、このまま何もしないのはもったいない!」と一念発起して自身での制作を決意!

初めてミシンとちゃんと向き合ったときは
✔糸が本体に絡まる
✔糸セットし忘れたまま縫い続ける
✔ズレる、曲がるは当たり前・・・
ハプニングしか起こりませんでした。

9年間アパレルの会社で働いていたものの、仕事内容はバイイングがメインだったので、「こんな感じのデザイン作って」「サイズをもう少し小さく」「素材を変えて、3色展開で!」と取引先の優秀なデザイナーさんに依頼するのみ!
服飾の専門学校をわけでもなく、縫製を学んだことのないド素人の私が作ったモノは果たして受け入れられるのだろうかと疑問もありました。

それと同時に知識も技術もないくせにハンドメイド=「趣味の延長」という勝手なイメージがありました。(今ではたくさんの素敵なハンドメイドに触れ、その魅力にひかれています)
「ビジネスとしてやりたいからハンドメイドと思われるのは嫌だ」という謎のプライドから、あれこれ工夫してこだわって負けん気で作っていました。あるのは想像力と根気!!そしてケニアへの想い。

でも、そうして続けていたら大好きな都内屈指のオシャレスポット、渋谷ヒカリエやスクランブルスクエアでポップアップ出来るようにまでなりました!

初の商業施設POP UPは渋谷ヒカリエにて開催。
渋谷スクランブルスクエアでもPOP UPさせていただきました。

「自分が作ったものに価値なんてないんじゃないか」という不安と疑問はお客さまからのこんな声で一気に吹き消されました。

「日本製なら安心ね」

もちろんアフリカ人テーラーさんもすごく頑張っていてクオリティーが高いものもありますが、一般的な認知はそうでないことが多く、「アフリカンプリントを使ったクオリティーの高い日本製」という新しいマーケットを切り開くことが出来たのです!

ちなみに、アパレル時代の先輩が来店してくれて自分で作ってると伝えたら「えっ?!あの不器用な西川さんが?」と言われました。
そうです、不器用だったんです私ww
成長しました!

たくさんの方に
「ハンドメイドの域を超えている」
「人は気持ちや愛で成長できるという証明だね」などとありがたい言葉をいただいています。

ちなみに小学生の頃から、家庭科・図工・美術などのセンスは皆無!けっこう苦手。字も下手で器用さのかけらもありませんでした。
得意な科目はスポーツ。特にマラソン!←前世はケニア人な気がする。

しかし実は父方の祖母が若かりし頃、縫製の工場で働いていたり、母が趣味でパッチワークなどしていたこともあり、私にも手先が器用な遺伝子があったのかもしれません。私の才能を開花してくれたアフリカ布に感謝です。

◇必要なところに確実に届ける

みなさんのお買い物で、必要としている人に必要としているものを確実に届けることもブランドのミッションです。
冒頭でもお伝えしましたが、売上の一部はケニアにあるNPOアフリカ児童教育基金の会ACEF が運営する孤児院「JUMP&SMILE」に寄付しています。

孤児院院長・美智子さんと相談し、何が必要かを聞き取ったうえで寄付金の使い道を決めています。

2020年、2021年のクリスマスにはブランドの売り上げから孤児院の子どもたちに通学靴をプレゼントしました!半乾燥地にある孤児院。乾季は赤土の砂埃で汚れるわ、恵の雨の雨季には泥だらけになるわトゲのある植物も多いのでうっかり踏んで穴あくわ・・・消耗がかなり激しいです。
破傷風などもありますので、靴は足だけでなく命を守ることにも繋がっています。

↑↑2020年のクリスマスプレゼント
↑↑2021年のプレゼント。1年間での成長も早い!!

2022年9月には、子どもたちのためのワークショップ(職業体験教室)を建てることが出来ました!
孤児院も11年目を迎え、子どもたちの喜ばしい成長と共に自立が課題へ。
「手に職をつけて将来自分で稼げるようになってほしい」という願いがこもったワークショップです。
こちらの話はまた後日詳しく書きますね。

完成した教室!
子どもたちから「ASANTE(ありがとう)」のメッセージ

最後にまとめ。
私が自身のブランドで叶えたいことは

◆誰もが支え合える世界へ貢献
◆鮮やかな色柄で気持ちを表すファッションを楽しんでほしい
◆ハンドメイドのイメージを覆したい!
◆必要な人へ、必要なものを

孤児院の子どもたちと通学路にて。

最後までお読みいただきありがとうございました。
オンラインショップ、ぜひのぞいてみてください。
https://milele-for-africa.stores.jp/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?