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【レコ記㉕】もう一つのモータウンビート

 収録曲紹介5曲目は「3番のバス」編。この曲については、過去の記事(↓)で少し触れていますので、今回はそこで書いたこと以外の部分を掘り下げたいと思います。

1.収録曲紹介⑤ 3番のバス

 この曲を作ったのは17歳のとき(高3)でしたが、こんな曲を作りたいというモデルが2曲ありました。どちらもマーシーこと真島昌利(当時ブルーハーツ)のソロ作品で、「オーロラの夜」と「空席」という曲です。

・オーロラの夜/真島昌利

・空席/真島昌利

この2曲はマーシーの作品でも特に好きな2曲です。作詞が神がかっています。ポールニューマンとかサルバドールダリとか、マルクス・レーニン主義的とかミルクセーキとか、おしゃれな固有名詞が出てくると詞の深みがグッと増す気がします。いつか、これくらいの名作を書き上げたいものです。

上記2曲の合いの子を作ろうとして何故だかこうなった、というのが「3番のバス」です。作った当初は空席の方に近いゆっくりとした曲だったのですが、The Fie-Feeで演奏するにあたって今のテンポに変更されています。

サビのリズムは「タンタンタトタト タンタンタトタト」ですが、これも「モータウンビート」と呼ばれていること、ご存知でしょうか。夜明けのティーンエイジャーで使用しているような「デッデッデー デッデッデデー」の方が有名ですが、これら2つともがモータウンビートと呼ばれているようです。アメリカのMotown Records(モータウン・レコード)というレコード会社から発表された曲にこのリズムが良く使われていたのが名前の由来とのことです。ただの偶然ですが、今回のアルバムは終わり2曲で2種類のモータウンビートを使用していることになります。

サビのメロディや歌詞が目立ちがちな3番のバスですが、リズムの方にも注目していただけたらと思います。↓は2月発売の1stデモシングルの音源です。これも全然悪くありませんが、今回の再録ではもっと良くなりそうです。お楽しみに!


2.本日の制作状況

 アルバム発売に向けての仕事(主に宣伝材料の作成)をやっていますが、それとは別にミックスのリファレンス音源(参考音源)をまとめていました。エンジニアの方にミックス・マスタリングをやっていただく上で、音量のバランスや音圧の基準となる音源を準備して参考にしてもらうものです。

基本的にお任せでも大丈夫なのですが、事前に自分のイメージを共有しておくことで後の修正量が減り、結果的にクオリティアップにつながるはずです。

本日はここまで。いつもありがとうございます。



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