李家に生まれて #2
割引あり
自分の子どもが、自分の母語を話さないと決断したら
親はどう思うのだろう?
記憶では、中国語の発音記号が書かれたカードや
「ご飯粒は農家の方が丹精込めて作ったものだから、大切に食べなさい」
といった教訓めいた絵本を
母親と一緒に読んでいた覚えがある。
しかし、一切の中国語を学ばず話さないと決断した時、
親からの無理強いはなかった。
とはいえ、実はここからがスタートであったとも言える。
親が台湾人で、日本に生まれたというこの背景をどう捉えるだろうか?
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