人生で一番ビックリしたこと
受験して、バスで30分の国立中に通っていました。
地元から先輩がひとり、同学年の子がひとり、どっちも女子で、同じバスで通っていました。
いい意味でアメリカ的と言うか。生徒に責任を負わせる代わりに、自由なところで。制服もなく。30年前の時代に、先生とタメ語でした。教育学部附属なので、某体育教師からは「お前らはモルモットだ」、とか。
同じバスで通っていた女子二人は、3人のときはその二人がペアで登校。
同学年の子が一緒でないときは、いっこ上の先輩が、バス停から学校まで一緒に登校してくれました。
先輩は明るく元気、社交的。よくお話してくれました。僕は、コミュニケーションの意味が、35歳で初めて就職するまでわかっていませんでした。優しい先輩でした。
一緒に登校して、中学のある大学の中に入ると、通りのすぐ横が中学のベランダ。同級生からまる見えです。
同級生からは、「〇〇君のお姉さん?」と何度か聞かれ。
変なガキだった僕は、先輩に、「そういうふうに聞かれるんですよね~」とか、甘えていたというか。
あるときその先輩から「彼女って言っちゃえば?」と、言われ。…天を仰ぎました。人生であんなにビックリしたことは、あとにも先にも、あれだけ。
その後、「お姉さん、それとも…」と、聞いてくる同級生に「幼馴染だよ」と、答えることしかできず。
その話は、先輩にも伝わったらしく、先輩にも周りにも「幼馴染」ということになりました。
チャンチャン。
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