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大注目!ドイツのバンドGiant Rooks(ジャイアントルークス)がアツい

Giant Rooksというバンドが聞くほどに良いので、いても立ってもいられずnoteを開いています。

「ジャイアントルークス」とカタカナで検索するとクルマがたくさん出てきてしまい、日本での知名度は推して知るべし…。
さっそく出鼻をくじかれましたが、へこたれへんで!

ドイツ出身、5ピースのバンドのGiant Rooks。結成は2014年です。これまでシングルやEPをリリースしていたもののアルバムという形でリリースされたのは2020年と最近のこと。メンバーは20代を若いバンドですが楽曲の完成度の高さにビックリします。

GiantRooksの曲にそこはかとなく漂う貫禄…。いったいこれは何なんだ?今までにリリースされた楽曲を聞いていてわかった2つの理由。魅力的な曲と共にご紹介します。

ハスキーでパワフルなヴォーカル

Giant Rooksのフロントマン、Frederik Rabeの歌声はまさに天が与えたもうたギフト。渋みのあるハスキーボイスにきっと誰もが魅了されてしまうでしょう。

しなやかで、のびやか。その声は丁寧に磨き込まれて深いツヤをたたえるヴィンテージレザーのよう。1996年生まれの26歳の若者と思えないなんとも味のある声色です。

Wild Stare / Giant Rooks

かと思えばMia & Keiraではまた違う一面を見せます。
哀愁を漂うメロディに優しく乗るのは切ないヴォーカル。薄いヴェールをうっすらと掛けるような繊細な音色を纏っています。

Mia & Keira (Days To Come) / Giant Rooks

気高く、強い眼差しで捉える世界

2015年にリリースされた彼らの1枚目のEPThe Times Are Bursting the Lines
始まりの時点からバンドの確固たる意志をヒシヒシと感じる仕上がり。

こちらが結成後に初めてリリースされたEPの1曲。

Chapels / Giant Rooks

そして2021年のリリースのアルバムの中の1曲はこちら。

What I Know Is All Quicksand / Giant Rooks

こうして聴き比べてみるとGiant Rooksは結成当初からブレない視線で音楽に向き合い曲を生み出してきたことがわかります

最後にGiant Rooksの貫禄を存分に味わえるこの1曲をどうぞ。

Went Right Down / Giant Rooks

この曲はGiant Rooksの中でもお気に入りのナンバーのひとつ。ハードボイルドな雰囲気がカッコよくて最高にシビれる1曲。

Aメロ、Bメロと盛り上げていったその先のサビはアタマの1小節をまるっと空白にして歌を入れていません。遅れてきた大御所かのごとく2小節目からやっとヴォーカルが入るのですが、歌詞はなく”Wow Wow Yeah Yeah Oh Oh〜”とつづき、終わりぎわに曲のタイトル“Went Right Down”と歌詞を滑り込ませます。

どうですか、この余裕たっぷりな1曲は。すでに大物オーラがプンプンしてきます。歌詞がわからなくても”Wow Wow”と会場の全員が歌えるこういう曲はまさにライブにピッタリ。大型フェスでひしめくオーディエンスを煽って大合唱の絵が浮かんできます。

もはやそこまで見越して曲を作っていたのだとしたら野心たっぷりの末恐ろしいバンドです。

力強い筆圧で描かれるGiant Rooksの孤高の世界。
時を経ることで練り上げられてその視界はさらに広がって行くでしょう。
揺るぎない世界観と色彩豊かに描くヴォーカル

すでにヨーロッパでは各国で人気を得ているGiant Rooksです。きっと日本でもライブやフェスで見られる日が来るでしょう!


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