TDLは音楽でできている。 〜 アドベンチャーランド ニューオリンズ編
音楽は世界観を作る最強ツール!ということでディズニーランドで流れている音楽についてご紹介するシリーズの今日は2回目。
突然ですがディズニーランド、右から回るか、左から回るか。これって昔はきのこ派たけのこ派のように分かれていたと思うんですが、今ってどうなんでしょう?
ここ最近はトゥモローランド側にファストパスを取りに行く用事ができたので右から回ることが多かったですが、昔は左派でした。
ということでそれを踏襲する形で、ワールドバザールから入ってお次はアドベンチャーランドへと参りましょう。
アドベンチャーランドへ集え。我が友よ、冒険者よ。
ビーアンビシャス!!
ということでアドベンチャーランドに足を踏み入れるとワールドバザールのヴィクトリア時代の街並みから少しづつ雰囲気が変わっていきます。
カリブの海賊周辺のアメリカ、ニューオリンズをモデルにしたエリア。
さらに奥に入っていくとカラフルな建物やヤシの木で彩られた南国ムードが漂うオセアニアの海洋部のポリネシアをモデルとしたエリアに変わっていきます。
アドベンチャーランドは一つのエリアの中で、違う地域が混在している場所なんですね。中華も食べられる。
まず今回はカリブの海賊周辺のエリアから。
こちらで流れている音楽はデキシーランド・ジャズというジャンルです。
別名、ニューオリンズジャズ。そう、ニューオリンズは、まさにこのアドベンチャーランドの舞台となった場所です。
このデキシーランド・ジャズ、その起源を紐解くとワールドバザールで流れていたラグタイムという音楽とブルースなど他のジャンルが融合した音楽なのだそう。
ワールドバザールから抜けてアドベンチャーランドに入ってきてもどこかひとつづきに感じるのはBGMにそういったつながりがあるからか!
アドベンチャーランドのニューオリンズ側はFirehouse Five Plus Twoというディキシーランドジャズバンドの曲が使われています。
調べたところこのバンド以外に使われている音楽がなかったので、さしづめ
アドベンチャーランド、ニューオリンズ部門の音楽担当大臣ですね。
では曲にまいりましょう!
Muskrat Ramble / Firehouse Five Plus Two
上の曲が収録されたアルバムDexieland FavoritesはほとんどのアドベンチャーランドのBGMを網羅できますが、以外にもGoes south!というアルバムからも「あー!聞いたことある!」な曲を見つけることができます。
そこで素朴な疑問が。
「えっ…このFirehouse Five Plus Twoってなんなの?もしかしてディズニーとズブズブの関係…?」
そんな邪推をするわたしの頭をテリヤキチキンレッグでぶん殴られるような衝撃の事実が…。(下記wikipediaより)
メンバーは全員、ウォルト・ディズニー・スタジオに在籍する芸術家、漫画家、アニメーション製作者、音響効果技術者、助監督、プロデューサー等で、純粋な素人の音楽家から成るジャズ・バンドである。
ウソでしょ…。全員ディズニーの中の人だった…。
「純粋な素人の音楽家」って。
いやいやいや。ディズニーに在籍しているだけでその道のプロフェッショナルなのに、その傍らこのレベルのジャズバンドですか。
ていうか、ディズニーランドで使う音楽をディズニーの中の(音楽に関しては)素人集団で作っちゃうっていうその自給自足、地産地消のスケールのデカさこそがやっぱりディズニーだな、と妙な納得感。
きっとディズニーのフィロソフィーを共有しているからこそ、こんなにぴったりな音楽を作ることができるのでしょうね!
ちなみにわたしがアドベンチャーランドで好きなショップはザ・ガゼーボとラ・プティート・パフュームリーです。ちっちゃくて可愛い店。
(2020年10月にインパしたらラ・プティート・パフュームリーお店の中空っぽでクローズしてました。泣)
次回はアドベンチャーランドの奥地に入っていきます。なんだか美味しそうな匂いがしてきそうです。
またぜひ遊びにきてくださいね!