マガジンのカバー画像

恋愛詩

12
恋愛の詩をまとめてます。
運営しているクリエイター

#スキしてみて

海馬を降って

海馬を降って

想起される事柄は
幾度となく定着せず
未だに仕舞い込め無い
光る画面に暗く照らされ
現実を悲劇的に写す
未読が理解できない
しようとしない

目から溢れる水は
何味だろうか
それは初冬の苺の様な
甘酸っぱい
そうか僕らは早過ぎたんだ

鼻に染み付いた
君の首筋の香り
ほんのり香る
甘くて不安定な香り
心揺さぶられ何もかもが
衝動的になる

バカ甘い蜂蜜でも飲んで
満面の笑みを浮かべて叫んで
爆ぜる

もっとみる
仮面が崩れる

仮面が崩れる

笑うってなんだろう
自分にとって普通なのに
元気かどうか聞かれる
元気じゃないといけないんですか?
普通じゃダメなんですか?

面白いこととか
興味をそそられれば
自然と笑えますよ
無理やり笑っても元気なんでしょうか
笑わなくても元気な時だってある

人が心配するからと
すっかり板についてしまいました
元気でもないのに笑ってしまう
笑いたいときに笑えない
それが
怖くて
怖くて

鏡が見れません

もっとみる