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自信って必要か


必要なのは自信ではなく、やるための少しの勇気である。


「自信を持て」と言われたことがある。
そのとき疑問に思ったことがあった。

-どうやったら自信って持てるんだ。
-そもそも自信って持つ必要あるか。

それらの答えが、自己肯定感と自己効力感という言葉にあると感じた。


辞書でそれぞれの言葉の定義を調べると、

自己肯定感とは
「社会の中の自らの価値や存在意義を肯定できる力のこと」

自己効力感とは
「何らかの課題に取り組む時に困難な状況であっても自分は対処できると、自分に対しての自信や確信を持てる力のこと」


少し難しいので、簡単な言葉にすると

自己肯定感とは、「自分はできてもできなくても肯定する」
自己効力感とは、「自分はできると信じる」

どうやったら自信をもてるのか。という答えは、
自己肯定感と自己効力感を持つこと。



では、本当に自信を持つこと=自己肯定感や自己効力感を持つことは必要なのか。

私自身、
自己肯定感のように、できてもできなくても肯定していいんだよ。とか、
自己効力感のように、私なら何でもできるよ。
と考えたときに、モチベーションがあがるときもあるし、逆にどんどん不安になっていく感じもした。
何か追い詰められているような、そんな感覚もある。

それはなぜなのか。

これらの2つの言葉の共通しているところは、
自分視点の感情であること。
過程ではなく結果に目を向けていること。

明らかにこの2つが、自分を追い詰めているのだとわかった。


スポーツをやっている中で、
自分自身が成長し、勝つために大切なことは、

チームワークや練習などでの小さな積み重ねであり、
自分一人ではなにもできない。だから他人のために行動することが多いし、他人と一緒に行動する。
できたできない、勝った負けたという結果ではなく、それまでに何をしてきたのか、どこを改善するべきなのかを考える。

ということだと私はこれまでの経験から学んだ。


そもそも自信を持つ必要があるのか。


必要なのは自信ではなく、他人のためにやるという少しの勇気である。

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