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“10の姿” その1「健康な心と体」

以前、幼稚園教育のバイブル『幼稚園教育要領』の紹介をしました。

『幼稚園教育要領』の中で、幼稚園教育が修了するまでに育ってほしい子どもたちの“10の姿”が示されています。

その1番目に示されているのが「健康な心と体」

原文:幼稚園生活の中で、充実感を持って自分のやりたいことに向かって心と体を十分に働かせ、見通しをもって行動し、自ら健康で安全な生活をつくり出すようになる。

発達段階を追いながらではありますが、大人に守ってもらうだけの存在ではなく、子どもたち「自らが健康で安全な生活をつくり出せる」力をつけて園を送り出すことが求められています。

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奇しくも現在、「新しい生活様式」が提示され、大人たちも自らの生活や行動を振り返り、感染防止のために一人ひとりが「健康な心と体」に向き合う世情となりました。

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みくに幼稚園では、自由遊びも含めて”心と体を働かせる活動”が随所に組み込まれています。これは、単に”丈夫な体を作る” ”○○ができるようになる”ことだけにとどまりません。

幼稚園という集団生活の中で、体をたくさん動かして遊びや運動に没頭させることで、実は頭もたくさん働かせ、そして心には満足感・充実感が広がります。心と体はつながっています。さらにここから一歩進めて、

たとえば、外遊びが終わったら、手を洗うという生活習慣の定着や、走って「はぁはぁ」いっているときは、大きく深呼吸すると呼吸が整うという体験。

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この遊びをするときはどうやったら楽しく、安全にできるかな、という工夫🤔

けんかにならないように○○をするときには、“順番”というルールを作る…

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こんな小さな積み重ねから、子どもたち一人ひとりが自らの心と体を守る術を学習しています。

教師は「危険」なことを教えながら子どもたちの育ちを支援しています。

自ら作り出す「健康な心と体」は、より良い人生を送るための土台になる部分ですね❕