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“10の姿” その2「自立心」

幼稚園修了時までに育ってほしい子どもの姿の2番目「自立心」…     

私はこの項目については、幼稚園教育のみならず、学校教育の“核”であると考えています。

40年近く、教育の現場に携わってきてずっと心にとどめてきたこと…それは、「自立・自律した人間」に育てること!

私はいつも、子どもたちが大人になった姿を想像しています。そして、どの子もみな、幸せに生きてほしいと願っています。

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今、私の目の前にいる無条件に可愛~い園児たち!すべてを守ってあげたくなりますが、幼稚園児はいつまでも幼稚園児ではありません。

この2年か3年が過ぎれば、私たち教師の手を離れ、小学生になり、中学生になり…やがて社会に出ていきます。長~い人生を生きることになります。

幼稚園教育要領原文
身近な環境に主体的に関わり様々な活動を楽しむ中で、しなければならないことを自覚し、自分の力で行うために考えたり、工夫したりしながら、諦めずにやり遂げることで達成感を味わい、自信をもって行動するようになる。

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幼稚園の集団生活の中で、試行錯誤をしながらも自分の力であきらめずに頑張ったり、時に我慢したり、自分の心を調整して最後までやり遂げる努力をして「できた!」と満足感や達成感を得る体験。

園児一人ひとりの心の中にそんな体験をたくさん刻み込んで、自分で自分を励ましながら、自信をもって行動することができる基礎を作って、幼稚園を送り出していきたいと考えています。