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好き、と素直に表現できること

皆さん既にご存じですが、noteの「スキ」を押せる機能。
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私は自己開示が苦手です。
今では食べ物や飲み物、動物にアニメに…と色んな好きなものを話せるようになりましたが、昔はそのようなことさえ、人に伝えることができませんでした。

自分を出したことで、誰かに否定された。
笑われた。
非難された。

♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢


ひとつ覚えているエピソードがあります。
小学校の低学年のとき。

私が持っていた傘は少し目立つフルーツ柄のものでした。お店で買ってもらうときにこれがいい!という自分の感性で選んだものでした。

けれども当時は、周りの子たちが持っている傘のほとんどが単色だったので、少し浮いていたのかもしれません。そのせいなのか、同級生や仲の良かった友達にかわれたり、笑われたりしていました。

ほかにもいくつかありましたが、そんな経験から自分の心に蓋をしていくようになったのかもしれません。
はたからみれば大したことないようなことでも、内気で、気の強くない自分には大きなダメージでした。

自分がいいと思ったことは人から笑われる。
自分はみんなと違ってだめなんだ。

いまその感情を言葉で表現するのであれば
悲しい。
切ない。
わかってもらえない。

そんな児童期を送っていましたが、転機があったのは中学のとき。色々あって学校にいけない日が続いていた時期があったのですが、なんとか学校に行けた日に、担任の先生が時間を作ってくださりました。

その先生のことはとても慕っていました。
苦しくてもただ泣くことしかできない自分の頭をそっとなでてくれるような優しい先生でした。
面談室のような部屋で、先生はいろいろと話しかけてくださいます。

「mikunaちゃんは何のお菓子が好き?」
「好きなおでんの具は?」……

あまり気が乗りませんでしたが、その先生とはそれまでも色んなことを話してきていたので、思い切って言ってみました。

「(好きなお菓子は)ポッキー」
「もち入り巾着が好き」

先生はにこにこしながら、そうなんだ~、私も好きだよ~と、自分が言ったことが否定されることはありませんでした。

振り返ってみれば、そのときから少しずつ、本当に少しずつでしたが、自分の好きなことを人に伝えられるようになってきたのだと思います。

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大人になった今はこう思う。
傷ついてしまったこともあったけど、「好き」には人それぞれの感じ方やとらえかたがある。

誰かに私の好きを否定されたとしても、私は私、あなたはあなた。
感じ方が違うだけ。

私が好きと感じるそのまんまでいいんだ。
そのきもち、大事にしていこう。

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