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寝台列車で函館へ行った話④(終)

2014年に寝台列車で函館へ行ったときの旅行記です。
今回が最後の記事になります。

(もし興味がおありでしたら、こちらもどうぞ)




函館山からの眺望


日も落ちかける頃、市バスに乗って函館山へ移動しました。多くの観光客が訪れるだけあって、運転手さんによる車内アナウンスは日本語、中国語、英語の3か国語。とても流暢でした。

乗客が多く、立ったまま乗車することになったので、急カーブが続く中ぶおんぶおん揺れながらつり革を必死につかんでいました😅

函館山に到着すると、やはり大勢の観光客であふれていました。函館の夜景といえば、日本三大夜景のひとつであり、観光の主要スポット。日没にはまだ早い時間でしたが、カメラをセットした人たちが絶好のチャンスを待っていました。その中に負けじと入り込んでいきました。笑

そして日が落ち、ライトアップされていく街は徐々に海と陸の境目が現れて、輪郭が作られていく。写真にも自分の記憶にも残しておきたい素晴らしい景色でした。


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谷地頭温泉


夜景を堪能したところで下山しようかと思ったら突然の雨。風も強く吹き始め、まだ11月初旬にもかかわらず真冬の寒さに一変してしまいました。けれども割とすぐにバスが到着したので乗り込むと、車内の暖かさにほっこり☺

函館山を下山して十字街のバス停で降り、その足で谷地頭(やちがしら)行きの路面電車に乗り込みます。寒さに震えつつ停留所から5分程歩いたところに谷地頭温泉がありました。

ぱっと見た感じ福祉施設のような外観という印象を受けましたが、中に入ってみると番台?があり清潔感ある広々とした館内でした。形容しがたいのですが、温泉施設独特の匂いって好きです。

券売機で利用券を購入し、入浴所へ向かいます。広々とした湯船にのんびりとつかり、体の芯から温まりました。

お風呂上りにはジュースを飲んでひと休み。普段も時々、こういった温泉施設を利用することがあるのですが、入浴中はもちろん、その後のまったりとした時間にも癒されます。

もっとゆっくりしていきたいなとおもいつつも、列車が到着する時間までにじっくりお土産屋さんを見て回りたかったので、再び路電に乗り込みました。この1日で観光乗車券の元は取れたのでは?というくらい利用していた気がします。笑

十字街の停留所で下車すると、さっきまで降っていた雨が運よく上がっており、街灯の光が乱反射して幻想的な街並みになっていました。


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おにぎり温めますか?

ライトアップされた街並みにうっとりしつつ、駅周辺のお土産屋さんに向かいました。お店にはバターサンドに六花亭のチョコレート、ハスカップ飲料にチーズにラーメンにご当地のお酒…おいしそうながいっぱいで、物凄く迷いました。

普段であれば1500円もする食品なんて高くて手が出せない!という感覚ですが、旅先で買うものは同じ1500円でも安く感じてしまうマジック。笑

お土産屋さんを後にし、翌朝の食べ物を調達するため近くのコンビニへ立ち寄ります。以前、テレビか何かで北海道のコンビニでは「おにぎり温めますか?」と聞かれる、ということを耳にしていたので、どうなのだろう?と思いつつおにぎりを手にしてレジへ向かうと、本当に聞かれました!感動!


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後ほどおいしく頂きました

ありがとう函館

いよいよ函館ともお別れです。
宿を取ってゆっくり過ごしたかったけれど、なんせ学生なのでお金に余裕がなく…。今度来るときは泊まりで、ゆっくりしながらおいしい食事も堪能したいなと思います。(サーモン丼食べたかった)

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帰りの列車では一日中歩き回っていた疲れもあり、ぐっすりと寝てしまいました。

気が付けば夜が明けていて、紅葉した山々を横目に列車は走行していました。もうすぐ旅も終わりだなあと名残惜しい気持ちになりつつも、終点の上野駅に到着です。
2(車中)泊3日の旅、たくさんの出会いがありました。またいつか訪れる日まで…!


拙い文章でしたが、最後までご覧いただき、ありがとうございました。


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