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介護サービスを入れたら病気が増えた?


誤解しないでほしい。
今日の話は、介護サービスを悪く言う話ではない。
むしろ、とてもほんわかする話。
だから、安心して最後まで読んでいただきたい。

それは、訪問看護でのエピソード

患者さんは青春まっ飾りの青年。
難病をもっていて、自力で動くことはできない。
だから、常に介護が必要な状況で、24時間介護ヘルパーがご自宅に来て生活支援をしている。
それに加え、難病のため、訪問看護も利用している。
ご自宅では、ご家族と暮らしている。
しかし、お母さまも難病をもっておられ、青年の介護をお母さま一人で行うのは困難である。

青年は、昨年までは体調を崩しやすく、入退院を繰り返していた。

それが、ここ1年ほど、入院していない。
体調も表情もよい。

一体、なにがあったのか?
介護サービスや訪問看護の内容は変えていない・・・

いや、ちょうど1年前に変わったことが1つあった。

それは、1年前に介護ヘルパーの担当が変わったのだ。

若くて可愛らしい女性に。

彼は、このころから体調も崩さず、入院もせず、
ご自宅での暮らしを続けている。

そう
これは「恋の病」だ。

介護サービスは生活のケア、
訪問看護は病気のケア、再発・予防を担う。

なのにだ
「恋の病」という病気を増やしてしまったのだ。

良質なサービスを心掛けていたのに、病気が増えた。

でも、「恋の病」は彼の暮らしに彩りをもたらしている。

こんな病気を与えてくれた介護事業者に、感謝したい。

そして、恋の行方を見守りたい。




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