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先日、息子が40.7度を記録するインフルになりました。

免疫力の最大の敵はストレス。
ストレスの9割は人間関係。
人間関係を良くするためにはNVC。


今回私は息子を看病しててもインフルにかからなかったので、NVCで免疫力が高まることが証明されたのかもしれません。笑


今日は、悩めるお母さんからいただいた質問について!


「いろいろ勉強してるのに、状況が変わらないのはなぜ?」


先日、私が10代の頃に拒食症になったというお話をしました。


当時は一番ひどいときで32kg。

私は身長が169cmあるので、まさに動く骸骨だったという話。


その当時、私の母は本などで「拒食症に対する接し方」を勉強したり、病院の先生からアドバイスを受けていました。


例えば

「食べれるものを食べていいよ」
「お母さんは味方だから大丈夫だよ」
「どんなあなたもあなただよ」
「そのままでいいんだよ」

とか言うのが効果的なんだそうです。


ですが私はそれに、非常に腹を立てていたのです…!


というのも「摂食障害への声がけ」として出てくる母の言葉は、私自身を見ていない気がしていて。


「摂食障害」というラベリングをされればされるほど

「私自身をなんで知ろうとしないの!?」
「私自身がどうしたいか?はどうでもいいの!?」
「摂食障害なんて、ただの病名じゃん!」と

怒りや悲しみ、寂しさ、絶望でいっぱいになりました。


今、世の中にはラベリングっていっぱいあります。

カテゴライズ、とも言うかもしれませんが、

「不登校」

「思春期」

「HSP」

などの状態に対する対処法は、情報として世の中に溢れているわけです。


よくある

「その子のペースを待ちましょう」
「ゆっくり充電させてあげましょう」
「〇〇と声をかけましょう」

これらが自分の子供にとって吉と出るか凶と出るかは、本当にその子次第。


もしかしたら私のように、逆に子供は虚しくなったり、寂しいこともあるかもしれません。


だから本当に大事なのは


目の前の我が子が何を感じていて、それってつまりどんなことを大事にしたいのか?に興味を持つことだと思うのです。


ラベリングというフィルターを通さずに。


でも残念ながら、もしそれを直接聞いても、子供はなかなか教えてくれないんですよね。


でもそれはただ単に、「言い方がわからない」だけなんです。

私もずっとそうだったから。


だからまずは先にお母さんが自己開示をして見本を見せるのが、何より響くと私は思っています。


例えば当時のガリガリの私だったら、母にこう言って欲しかった。


「お母さん、混乱してて自分の無力さにびっくりしてる。
それで、お母さんの大事にしたいことは、平和や安心、健やかさなんだと思う。」

一人の母として何を思っているのか?

当時の私はただシンプルに、それを知りたかったな、と思います。


どうして欲しいか?どうしたら良くなるか?なんて解決策は求めてないし、どうにかしてほしいとも思ってなくて。


ただ、心の中を見せて欲しかったなと思います。


そしたら私ももしかしたら

「私もしんどいし、苦しい。でも、変化や希望を持ってたい。」

って言えたと思います。


もちろん具体的な解決法はその時点ではゼロだけど、そうやって心の中をシェアするだけで、当時の私は十分救われただろうな、と思います。


でも現実、それは叶わなかった。


そして私はその後も15年ほど、自分の心がよくわからず、過食症やうつ病、依存症などいろいろ抱えて生きてました…



ちなみに私の息子が不登校だった5年前に、もし私が戻れるなら。


私はこう言うと思います。

「お母さん、毎日あなたを家に11時間も留守番させることが怖くて、心配で落ち着かない。
疲れて優しくできない自分にも苛立つ。
でもそれは、本当は穏やかさや日々の流れ、安全や繋がりを大事にしたいからなんだと思う」

…でもね!

実際、これをお母さんが自分一人で言葉にするのは東大入試レベルに難しいわけですよ。

なのでNVCを通じて少しずつ、「どんなふうに気持ちやニーズを話したらいいか?」を知っていただけたらなと思っています。

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