2020年ブックレビュー『ペスト』(アルベール・カミュ著)
新型コロナウィルスが世界で猛威をふるい始めると、カミュの「ペスト」が本屋から消えた。やっと手に入れて読めた。
新聞やNHKのEテレ番組「100分deで名著」でも取り上げられたように、コロナ禍にある現実とリンクする場面は多い。医師の助言を認めようとせず、現実を直視しないで初動を遅らせる行政、自暴自棄や疑心暗鬼になる人々、患者と向き合い、できることを精いっぱいしようとする医療従事者の姿。
「いや、そっくりやん( ゚Д゚)」
と、この本を読んでつぶやいたのは、私だけではないはず