マガジンのカバー画像

#ブックレビュー

50
小さい頃から本ばかり読んでいました。物語の世界に逃げ込み、遊ぶのが大人になった今でも好きでたまりません。コロナ禍の最近は特に、「物語」の力について考えるようになりました。「物語」… もっと読む
運営しているクリエイター

#書評ブログ

2021年ブックレビュー『だって、女子だもん』(雨宮まみ対談集)

AVライターで、作家の雨宮まみさん(故人)が書いた「女子をこじらせて」は、「女子」の生きづ…

お蝶さん
3年前
19

2021年ブックレビュー『星の子』(今村夏子著)

芥川賞受賞作の「むらさきのスカートの女」を読んで以来、今村夏子さんのファンになった。読み…

お蝶さん
3年前
33

2021年ブックレビュー『三人』(桝本壮志著)

放送作家として活躍中の桝本壮志さんの初の本格小説。読み進むうちに、引き込まれていった。テ…

お蝶さん
3年前
16

2021年ブックレビュー『安寿子の靴』(唐十郎著)

劇作家・演出家の唐十郎さんを特集した番組を観たとき、あるNHKの単発ドラマを思い出した。唐…

お蝶さん
3年前
21

2021年ブックレビュー 『彼女は頭がわるいから』(姫野カオルコ著)

こんなにも胸がざわついた読書体験は初めてだ。なんだなんだ、これは。読んで数日後も、うまく…

お蝶さん
3年前
12

2020年ブックレビュー 『女帝 小池百合子』(石井妙子著)

怖い。ひたすら怖い。このノンフィクションによると、小池百合子という政治家は異常に強い上昇…

お蝶さん
3年前
4

2020年ブックレビュー『ペスト』(アルベール・カミュ著)

新型コロナウィルスが世界で猛威をふるい始めると、カミュの「ペスト」が本屋から消えた。やっと手に入れて読めた。 新聞やNHKのEテレ番組「100分deで名著」でも取り上げられたように、コロナ禍にある現実とリンクする場面は多い。医師の助言を認めようとせず、現実を直視しないで初動を遅らせる行政、自暴自棄や疑心暗鬼になる人々、患者と向き合い、できることを精いっぱいしようとする医療従事者の姿。 「いや、そっくりやん( ゚Д゚)」 と、この本を読んでつぶやいたのは、私だけではないはず

2020年ブックレビュー『新釈 走れメロス他四編』

現代の作家が、古典作品をアレンジしたり、「翻訳」したりした作品をよく読む。例えば芥川龍之…

お蝶さん
4年前
8

2020年ブックレビュー『界』 (藤沢周著)

藤沢周さんの「界」(2015年)という連作短編集を読み終えて…50代ぐらいの男性って、こんなこ…

お蝶さん
4年前
6