人生で初めて「立ち止まった」１年だった。それもまた最高の１年だった。
今年も１年が終わろうとしている。
「大晦日、嘘だろ！」って思うくらいにあっという間の年末。今年は、経営者として、母として、一人の安藤美玖という人間として、たくさんの葛藤と内省を繰り返した１年。いつも猪突猛進で進んできた私にとっては、振り返った時に「立ち止まった」という言葉が出てくることはすごく珍しいこと。
今は言葉にできないものの、きっと振り返った時に「あの一年があったから」そう言っている一年になりそう。そんなまだ消化できていない気持ちすらも、記録として残しておこうと思う。
立ち止まることになったきっかけ
今年のハイライトになるのは、間違いなく命の尊さと無償の愛を教えてくれた子供の誕生でした。初めての妊娠・出産・子育てを経験することになった一年、同時に大学院生としての挑戦、経営者として会社を経営する存在であるという三役を同時に担うことになった一年でもあった。
表では「三足の草鞋の挑戦」と表現していたものの、実際のところは葛藤の方が多かった。好き勝手していた一人の人生から、お腹で一つの命を育てるという責任の重さから自分の思うように動けなかった。例えるとアクセルを踏みながらブレーキを踏み続けるような、進みたいけど進みきれない、そんな個人としては不完全燃焼な一年でもあった。
自分が自分じゃなくなる感覚
初めての妊娠・出産を経て、本当に色々なものが変化していった。悪阻はひどい方ではなかったものの、ホルモンバランスの変化なのかなんなのか、自分が自分じゃなくなるような感覚に陥ることがたくさんあった。そして、そんな自分の変化にもついていけなかったりもした。
毎年目標を立てて進むことが大好きだったのに、今年は初めて目標を一切立てずに過ごした一年でもあった。未来に向けて前へ前へと走っていたところから、お腹の赤ちゃんのためにもひたすら今この瞬間を穏やかに生きてみたり。
その反面、会社を経営する立場としては、自分が抜ける期間に対する不安がたくさんあった。自分が前に立ってやってきていたからこそ、自分が抜けたらどうなるんだろう、出産するまでになんとかしなきゃという責任も感じていた。
そして、一緒に働いてくれる仲間たちへの愛とリスペクトが大きいからこそ「みんなに楽しく働いてほしい」という想いが強すぎて、自分が抜けることで無理をさせるんじゃないかという勝手な不安も抱いていた。
そんな責任を感じるがあまり、気付けばこんな未来を実現したい！こんなことをやりたい！と目をキラキラさせていた自分から、会社のためにこれをしなきゃ！みんなのためにこうしよう！と責任感で動く自分になっている自分にも気づいた。
ワクワクより責任
ワクワクが源泉と伝えている会社なのに、自分がワクワクできていない。そして私は5歳児のような一面を持つ牡牛座だから、ワクワクしていないとやる気が出ない。ワクワクしていないと動けない。偽りの自分では前に立てない。そんな子供のような自分が情けなくも感じながら「なんかのらない」そんな期間が続いた。
そして「ワクワク」より「責任」が大きくなり、「したい」より「しなくちゃ」が行動の中心になると、チームにもその空気感は絶対に伝わってしまう。ここで身をもって学んだことは、自分はしなくちゃいけないことを頑張るから、みんなは伸び伸びと楽しく働いてね！は成立しない。自分が楽しんでいるからこそチームが楽しめるし、自分がワクワクしているからこそ、チームがワクワクで進んでいける。
舵取りをしていく自分が一番楽しんでいないと、大切なみんなのことを苦しめちゃうんだ！となんとも本末転倒なことをしていたことに気づくことができた。一周回って思うことは、会社のためにも、みんなのためにも、受講生のためにも、家族のためにも、自分が自分の人生を最高に楽しく生きることが一番だということ。
そんなこと当たり前だろと分かっていたようで、自分の立場や取り巻く環境や状況が変わるとそれに適応しようと違う行動をとってしまっている自分がいた。なんのために会社をやっているのか？なんのためにチームで働いているのか？そんな原点に立ち帰ることが出来たのは今年の豊富だった。
立ち止まる私、成長するチーム
そして、私が初めて立ち止まったことでめちゃくちゃよかった変化があった。「私が止まったらすべてが止まる」と思っていたのは大いなる勘違いで、自分が立ち止まったおかげでチームがすごく成長した一年だった。
ICOREは本当に有り難いことに最高の仲間たちに支えてもらって成り立っていて、会社を経営する私とアンディくんだけじゃなく、社員として働いてくれているあやこちゃん・みづきちゃん、それ以外にもSNSをやってくれているこゆきちゃん・かなっぺ、コミュニティを運営してくれているサポーターやエディターのみんな、たくさんのたくさんの仲間でできている。
妊娠・出産のタイミングで、「やれることはなんでも言ってほしいです」「挑戦してみるので任せてください」「ICOREを守っていくので安心してください」そんな言葉をかけてくれる仲間たちばかりで、その言葉たちがどんなに心強かったことやら。(今書いてても泣ける)
結果として、私が物理的にできなくなることが増えたおかげで、チームのみんなが自分で考えて行動して成長するという最高のループができていた。自分にしかできないと思っていたことの大半は自惚で、もっともっとみんなを信頼して頼りきってよかったんだと気付かされる時間でした。
ICOREは私の会社ではなくて、みんなで創ってきたみんなの会社。心からそう思うことができるのは、なんて幸せなことなんだろう。経営者は孤独だとよく言うけど、今は孤独を感じることは一度もない。自分と同じビジョンで同じ目線で進んでくれる人がたくさんいる。ICOREをもっと届けたいと熱弁してくれたり、仲間になりたいと言ってくれたり、応援してくれる人が本当に本当に驚くほどたくさんいて、こんなにも幸せなことはない。
「チームって最高」それを感じまくる一年だった。起業して一番よかったことは、こんなにも最高のみんなに出会えたこと。もちろん会社員時代と比べたら大変なことの方が多いし、次から次へと新しいチャレンジが待っている。
でも、これからどんなことが起きたとしても、起業しなければよかったと思うことは絶対に一度もない。それは、お金や結果や評価には変えることが出来ない、素晴らしい仲間との出会いと、最高の人生経験をさせてもらっているから。
良いも悪いもまるごと最高
そんなこんなを綴りながら、良い一年だったなと振り返っている大晦日なわけなんだけど、思うことはどんな日々も最高に愛おしいプロセスであるということ。
何もない人生よりもアップダウンがある人生の方が楽しいし、色々な経験や感情があるから人生は彩られていく。そんな虹色パレットみたいなサーカスのようなカラフルな人生を私は生きたい。
今年は不完全燃焼だったな〜とか、思うようにいかなかったな〜とか、もっとたぎりたかったな〜とか思っていたんだけど、こうして振り返ってみると、今年も最高の一年ではないか☺️
生きていると、良いことも悪いことも嬉しいことも悲しいことも必ず起きる。でもその出来事に感情を意味づけするのではなく、そんな浮き沈みすらも唯一無二の自分である。そんな自分のことも人のことも丸ごと愛でられる人生を楽しく生きていきたい。
来年がめちゃくちゃ楽しみ
そして、そして、そして。こんな立ち止まってみた一年を過ごして、改めて安藤美玖はどう生きたいの？ICOREはなぜ存在するの？そんなことをたくさん内省して向き合った結果、すごくワクワクして早く動きたくてウズウズしている年末なのです。
安藤美玖は、やっぱり5歳児でワクワクしていないと進めないし、人とのつながりが何よりも大好きだし、世界平和を叶えるための一歩として命と時間を使っていたいし、外の世界へ駆け出して自分の経験から人に想いを伝えている時が一番自分らしい。
ICOREとも向き合いまくった結果「あいから、はじめよう」というミッションにやっぱり立ち返ってきて、全ての人が自分(I)を大切に自分を生きる。そして、その人らしさを活かして人や社会に愛を広げていく。それを実現していく自分の魂を燃やせる最高の最高の場所なのだ。
改めて私は安藤美玖を楽しく生きたいし、ICOREを最高の仲間と必要な人に届けていきたい。そんなおだやかに燃えている今も、来春に向けてリブランディングを大晦日も進めております。もっともっとできる。そんな自分とICOREの無限の可能性を感じて、来年はワクワクを大切に進んでいくそんな一年にしていきたいと思う。
今年もたくさんの人とのつながりに支えられて、幸せな時間を過ごすことが出来ました。この場をお借りして、心からの感謝の気持ちを。ほんとうにありがとうございます！！！
そして、愛おしすぎる宝物のりっくん。
これまでは次世代の未来にとかを自分ごととして考えることがなかったけど、りっくんが大きくなった時に世界がワクワクで溢れていてほしい。そのためにお母ちゃんは頑張りたい！と思っている。
大きくなった時に、自慢のお母さんって言ってもらえるように、子育てはだいぶ適当だけど、自分のワクワクに生きている子供のままの自分で、りっくんからたくさんのことを学びながら一緒に成長したいと思います。
今年もほんとうに、ありがとうございました。
いつも応援してくださりありがとうございます☺️🌼 🍀これからもみなさんの健康と幸せを大切に🍀 サポートしていただけるととっても嬉しいです✨