日常と非日

仕事は日常。あたしは世間に揉まれる。変人扱い。いじられキャラ。それでいい。あたしは笑って楽しむ。

制作をしている時間、自分の殻に閉じこもっている時、それは非日常と呼んでいる。非日常の時間があまりにも多くなると、世間に戻れなくなる。

世の中バランス良くできているものだ。

深い眠りを求めた。常に不眠症で浅い眠りに悪夢。狂気じみた夢。現実か夢なのかもわからない。その狭間でもがき苦しみ、それさえ楽しんだ。

今は良い薬に出会い、欠かさず飲むようにしている。深い眠りを手に入れた。夢を見ずに眠れることが、こんなにも幸福だなんて。

先日、疲れていたのか、薬を飲まずに寝落ちしてしまった。暗い夢。現実と密に絡みついた、散々な夢。何故こんな夢を見せるのだ。

あたしはまだ罪を背負っている。

ドクター曰く、治らない、と。はっきりと言ってくれて良かった。妙に安心した。自分自身治そう、とまで辿り着けていなくて、ただ楽になる為に薬を飲む。

何年何十年経っているのだろう。あたしは紙一重。だから、日常は必要不可欠であり、非日常に没頭できないのである。

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