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大学院生日記 part 1 :仕事を辞めて海外大学院に進学した理由

こんにちは!
今回は私の大学院生活について、大学院に進学した理由から学んだことまでをシェアしたいと思います。
書いていたらすごく長くなってしまったので、2つの記事に分けました。

個人的な話なので、興味のない方は飛ばしていただいて構いません。需要があるか分かりませんが、誰かにとって新しい発見や励みになればと思い記事を書くことにしました。


世界の人々から学んだ勉強の楽しさ

私は大学生の時に語学留学でカナダに行きました。語学学校ではビジネス英語のクラスをとっていて、リサーチやプレゼンが毎週ある大変なコースでしたが、幸運にもとても良い先生とクラスメイトに恵まれ夢中になって勉強していました。


また、語学学校だったのでクラスメイトは私と同じように英語を勉強している人たちで、メキシコ、コロンビア、韓国、タイ、サウジアラビアなどと国際色豊かな学校でした。彼らとの交流を通じて韓国との外交関係やイスラム教の国々の習慣など、今まで教科書の中の世界だったものがリアルなものへと変わったのです。
昔から勉強は嫌いではなく、人並みには勉強をしていた学生でしたが、それはあくまでテストのためだったり受験のために作業として勉強をしていたのです。

そんな私は留学をして「勉強とは自分の今生きているこの世界を知ることなんだ」と初めて気づくのです。
その時からたくさん本を読んだり、映画やドキュメンタリーを見たり、経験や知識をもとに自分なりの意見や考えを持つようになりました。

短すぎた1年間の留学

カナダ留学は私にとっての初めての長期留学でした。夏休みに短期のプログラムに参加したことはあるものの、東京の実家から一度も出たことのなかった当時の私にとって、1年間も親や友達と離れて暮らすなど想像もできないことでした。

ずっと夢だった長期留学が叶ったにも関わらずバンクーバー行きの飛行機に乗っている間「東京に引き返してくれないかな…。着陸しなければいいのに」と到着前から弱音を吐いていたことを今でも覚えています(無事着陸してよかったw)

留学初期は大変なこと、辛いことが多く泣いてばかりでしたが(バスの中でひとりさめざめ泣いていたこともありました笑)、1年も経つとすっかりバンクーバーにも慣れ、ようやく「私ここでも生きていけるな」と思えたのです。

しかし、このタイミングで帰国しなければならず、まだまだここにいたいという気持ちを抑え込んで帰国の航空券を購入。最初は長すぎると思っていた1年間も、終わってみるとあっという間だったのです。将来必ずもう一度海外で生活をしよう!そう誓って東京行きの飛行機に乗りました。
(カナダ留学については別の記事で詳しく書きますね)


社会の迷子

勉強が楽しい、いつか海外で生活したいという想いがあったものの、大学院に進学することは最初は全く考えていませんでした。なので、大学生の頃は他の学生と同じように就職活動をしました。

なんとなく英語を使いたい、国際交流に携わりたいという気持ちはありましたが、自分が仕事をしているイメージができないまま応募を繰り返しては不採用通知を受け取る日々でした。一緒に就職活動をしていた友人がどんどん就職先を決めていく中、私は夏の終わりまで黒いスーツに身を包んでいました。

疲れ果てた私は勢いで8月末の沖縄への航空券を購入、それまでに就職先が決まらなければ就職浪人をしようと決めました。那覇で海をぼーっと眺めながらコーヒーをすすっている時に、とある企業から電話があり内定を頂くことができました。

就職した企業では英語の使用もあり、若手の海外研修、そして将来的には海外駐在もできる可能性がありました。学生だった私には非常に魅力的に映ったのですが、いざ仕事を始めてみると残業も多く仕事内容も私の性格にあっておらず、このままその仕事を続けても自分の幸せには辿り着けないと思うようになりました。

帰りの電車で転職の求人を検索するようになりましたが、転職先で何がしたいのかも分からなかったので結局転職活動はしませんでした。

さらなる経験値を求めて

苦労して就職したのに社会人1年目ですでに人生迷子という絶望の中でも、突破口を探すべく自分と向き合い続けました。そして、自分は不完全燃焼のまま無理やり就職してしまったのではないかという考えにたどり着きました。

カナダ留学から帰国し大学に復学した後、勉強やスポーツ、国際交流の課外活動などエネルギッシュに色々取り組み始め、やっと自分の好きなことが見えてきたタイミングで就職活動が始まり流れで就職してしまった私には、もっと経験を積み視野を広げながら自分と向き合う時間が必要だったのです。

大学院やワーキングホリデーを調べている中で、カナダ留学で学んだこと、語学留学を経て次は英語ネイティブと同じフィールドで頑張りたいと思ったことを思い出しました。

自分の人生を振り返り、今までの人生で最も熱意を注いできた語学を深めていこうと決め、第二言語習得学やTESOLを専攻に海外大学院に出願しました。一度も行ったことがない、有名な大学があるということを理由にオーストラリアの大学院を中心に受け、憧れだった University of Queensland からオファーをもらうことができました。
オーストラリアに行く気満々だったのですが、有難いことにアメリカの大学院から奨学金を頂くことができ、金銭面の負担がだいぶ軽減するという理由からアメリカの大学院に行くことを決めました。

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長くなってしまいましたが、以上が私が海外大学院に進学した理由です。
色んな要素が組み合わさってこの決断に至りました。

仕事を辞めて学生に戻るというのは、誰にとっても簡単ではないことだとは思いますが、やってみれば案外恐れるほどのことでもなかったですし、海外大学院では日本人含め同じような人がたくさんいました。
あくまで個人の意見ですので参考程度にして頂ければと思うのですが、海外大学院での経験は私にとってかけがえのないものになったので、早いタイミングで退職をして迷子を抜け出せたのはよかったのかなと思います。

Part 2では、実際の大学院生活や学んだことについて書こうと思います。
興味があれば、読んでいただけると嬉しいです。


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