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修行ネコ★ハルと心の狭いわたしの物語 プロローグ


タイトル通り、ウチのネコとわたしのお話をしようと思います。

副題は

「心の狭いセラピストの私が捨てたい猫と仲良くなるまで」

ですが、

まだ仲良くはありません。

ですので、これからもっと仲良くなりたいなぁ~~~という願望も含めての物語です。

この話を書こうと思ったのは、

現代にありつつもネットにあふれている『いわゆる激可愛いペットの動画』とは対照的な

殺伐とした世界

(ペットを捨てる飼い主がかなり多いという残念なニュースを聞いたり、

扱いづらい保護猫の話を小耳に挟んだり、

虐待の話や多頭飼育のなれの果てを知ったり)

があることと、

今私が体験している「こんなはずではなかった!!!」な現実が偶然ではないと思ったことからです。

私の甘くない体験を書くことで、保護猫の可愛い/楽しいだけじゃない現実を知ってもらったり、気軽にペットを飼って後悔する人が少しでも減らせるお手伝いができると良いなと思ったゆえです。

なんて、ちょっとえらそうなことを書いてしまいましたが、

正直に言うと、文章として昇華させながら自分で自分を慰めているということも大いにあります。

少なくとも私のような

こんなはずではなかった!を体験している人へ

『あなたは一人ではない』し、

捨てないでなんとかやっているあなたは『すごいっ!』ということが伝わると嬉しいし、

又同時にこの苦悩をもつ私は一人ではない、ということも判明するといいなぁと思っています。

こんなはずではなかった!と思いつつ、私は体験主義者なので、

『ものすごく貴重な体験をしている』という感覚もあり、実はそれはとても贅沢なことなんだなぁとも感じています。

苦悩や苦労=贅沢=ラッキーと捉えられている『ただ今の私』の心が奇跡的に落ち着いているということもありますが、なんだかんだ言って修行が好きなんだと思います(笑)

又さらに、この保護猫ハルを飼い始めて衝撃的に気づいたことは、

『私の心はめちゃくちゃ狭いっ!!!』(あ、もうタイトルにしてしまってる💦)

ということでした。

いわゆる、

私のA面は援助職であり、心の悩みをもつクライアントさんを助けるという職業を愛し、このセラピストという仕事に就いたときは『天職だぁ~~~!』と盛り上がっていたにも関わらず、です。

もっとというかそれなりに優しい私が存在すると思っていましたが、そうではなかったのですね!

もちろん一筋縄ではいかない修行ネコ、修行しているネコではなく、修行させてくれるネコ

ゆえに私の本性があらわになったとも言えるのですが、どんなネコちゃんなのかは追々知っていただければと思います。


プロローグ


あれは去年のバレンタインデー、忘れもしない、というか忘れないようにこの日にしたのです。

保護猫さんを引き取る日にちを。我ながらなぁんてロマンチスト気取り!と思うけれど、数々の人の誕生日や記念日を忘れてきた自分としては、生まれて初めて猫をもらい受けた日、は多少ドラマチックに覚えておきたかったわけです。そもそもバレンタインデーがドラマチックかはさておき、何かにかこつけて覚えておこう、というちまっとした努力がバレンタインデーに引き取る、ということでした。

そう、あれは去年、春の誕生日が近づく年明けに、私はつくづく思ったわけです、

さて、人生の折り返し地点もとうに過ぎたようなわたくしが、そして20年以上も前から飼いたい、と言っていたネコを今も飼わずに生きている。

ソレハナゼナンダヨ と少し考え込んで、考えてみたわけです。

振り返ってみれば

20代の頃は年上の恋愛上手なお姉さんに、『それって彼氏が出来てからの方が良くない?猫ちゃん飼って彼氏が出来た時に猫が懐かなかったらどうする?彼氏とれる?』とやんわり諭され、

又30代を過ぎてからは引っ越しの度にネコと同居という目標を掲げて部屋探しをするも、仕事優先になって結局ペット可のマンションを諦め、

そして現在に至っていたわけです。


あの世は愛の世界


このままあの世に行ったとして、(←多分この時はそうとう思いつめていた)あの世は全てというか宇宙というか、愛の世界というのを私は個人的には信じているので引き続きの勝手な妄想から、あの世でネコを飼うことは出来ない、ネコも私も全てみな一つの愛の世界なので(笑)

ではネコをこの現世で飼わずに、ネコとの生活を体験せずにあの世に還ったとして、私は後悔しないのか?

・・・否、

どちらにせよ、『やらずに後悔よりもやって後悔!』という十代の頃の私のお得意の座右の銘を超絶ひっさしぶりに引っ張りだして最寄りの保護ネコカフェを探し出して突然通い出したのでした。

そして

早々と運命の出会いはやってきます。シンプルな理由と共に・・・


トラウマ猫のトリセツ

オドロキの保護猫LIFE

心の狭いセラピストの私が捨てたい猫と仲良くなるまで

つづく

(諸事情につき次の『①この猫はやばいかも』は有料となりますが飛ばして②からお読み頂いても大丈夫かと思います)


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