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本の相談辞典・④ーC

~本の選び方を教えて?~編

24歳女性事務職さんが、今回の訪問者です!

女性からの質問は、
本は読むんですが、本当に自分にあった本を選んでいるかわからない!だから、みことおじちゃんの本の選び方を教えて?

みことおじちゃんの思い!

(前文は④ーA④ーBをご覧ください)

「本の選び方」は本当に難しいと思います。しかし「実践と経験」をしていくことでしか「自分流」を生み出すことができません。

20代の頃は、本を読んでも「この本面白くなかったな」「この本勉強にならなかったな」など思ったことは、正直何度もありました。何で良い本に出会わないんだろう。と、本のせいはがりしていました。

でも、本が悪いのではありませんでした。

自分の「目線」・「考え方」・「思い込み」などに原因があったのです。

それに気がつかせてくれたのが、風景写真を撮っていた60代のプロカメラマンです。


(少し路線がずれますが紹介します)

私が20代の頃に仕事で伺った際の話です。

仕事終わりにカメラマンの息子さん(30代)と、写真集(風景)の話で盛り上がっていました。この写真が良かった、あの写真は悪かったなど言っているときでした。

ボソッと後ろから一言、

お前らは・・・目線がわかってない」。

二人とも・・「ゾクッ!」・・ひぇ~・・。

そして、とどめの一撃×2!!

息子さんには「目線がわからないならカメラマン辞めろ。だからお前は成長しないんだ」

私には「目線の勉強が全く出来ていない。勉強して出直してこい」・・・。

その後、二人で真剣に話し合い「目線」について聞きに行きました。

お父さんは「プロカメラマンとして写真を議題として、二人にヒントを出す。後は自分達で感じ考えろ」と言って話してくれました。

ここに、富士山の風景写真があるとする。二人から見ると、ただの富士山の写真。綺麗だ!良くない!など言ってるレベル。

実際は、山梨県から見る富士山・静岡県から見る富士山・東京都から見る富士山など、いろんな場所から富士山を撮ることができる。季節や天候・時間によっても、毎日富士山の見え方は違う。

日々の状況が理解できていない・相手の意図を感じていない・本質が見えていない!

つまりお前達は結果しか見ていない!

楽しむ見方はそれで十分いいことだが、目的を持った見方には違う楽しみがあることがわかっていないのが腹立たしい。

富士山+情緒=風景写真と考えると、感動・綺麗・感情など自分の意志を伝えるのに必死になっているカメラマンは常に新しいポイントを探し行動している。

富士山頂から見たら、何県まで見える?その見えたところに行って、富士山は果たして本当に見えるのか?など、あらゆることを試行錯誤して「行動と考動」している。

ひとつの目的に真剣に取り組み、あらゆる角度から想定して見ると、いろんなことが理解できてわかってくる。

これが、「目線」のヒントだ。

富士山が綺麗に撮れる人気ポイントに30人で行って写真を撮ってみろ。30通りの富士山の写真が見れる。その写真を見ると技術の差が歴然と現れる。

それこそ、「自分のオリジナル技術」だ。

取り組み方ひとつで差がつく、感じ方ひとつで差がつく。人はそれぞれ持っているものが違う。だから、面白いし楽しい。

それを感じて、精進しろ!・・・以上!


この貴重な経験が、基盤となっています。

実践と経験」を積み重ねることは大事です。継続していくことの楽しさを知ってもらいたいです。また、目線が増えていくことの楽しさも味わってもらいたいです。


今回はカメラマンへの感謝の思いで紹介させてもらいました。

何か感じて頂けたら嬉しいです!



本の楽しさが伝わりますように!


                                               みことおじちゃん



④ーA、④ーB、④ーCの3部にわたって、読んで頂きまして本当にありがとうございます!

引継ぎリニューアルさせていただいております。もう少し、手直しが入ります。

~本の選び方を教えて?~編は、いかがだったでしょうか?

「本の相談辞典⑤」は、近日公開予定です!




*どうでもいい番外編シリ~ズ!

みことおじちゃんはどんな人?

足のサイズ→28㎝!

少しでも本にまつわる相談に対応できるように、素敵な本を読んで情報発信したいと思っております!よろしければ、応援よろしくお願い致します!