マインドフルネスを探す旅へ~#7週目
マインドフルネスストレス低減法8週間プログラム、7週目になりました。
マインドフルネスを探す森の中。迷いつつもそろそろとりあえずの出口が見え始めたようです。
今日のセッションは、立って行うムーブメントってことで、受講者の皆さんと一緒に、こういう動きをしてみてくださいと、一人ずつインストラクションをするという前回にも行ったものから始まりました。
その後は座る瞑想を少し行い。ホームワーク「消費についてのカレンダー」について話し合いなどを行いました。何が自分にとってエネルギーの源となり、何が自分の元気を奪っているのか。知らず知らずのうちに行っているものごと、気づかずに取り込んでいるもの。そういうあれこれに、気づくことというのは大事ですね。
しかし、その気づくことというのは、なかなか難しいものです。特に無意識なものほど。それを対話やワークを通して学んできたのだなぁと、少ししみじみする7週目です。
さて、今までは、気づくことに焦点を当ててきましたが、ここまでくるとふと疑問が湧き出てきます。それは、
マインドフルに気付くこと。それが、どう自分に役に立つのか?
です。
この疑問から、「セルフコンパッション」のお話しを講師の先生から聞きました。セルフコンパッションとは、自分の内側をよくみて、自分をいたわってあげるという慈しみの心のことで、マインドフルネスと両輪になるものだそうです。
この自分を労わる感覚というのは、前回のプラクティスデーの瞑想で大事なものというか、気持ちが落ち着いて温かくなる感覚を体感したこともあり、大事であるということは、実感できます。
マインドフルに自分の状態に気付くこと。そして、自分にいたわりの気持ちを向けて、実際に労わること。そこでやっと、ストレスの低減が出来てくるというわけです。
さて、そんなこんなな話をしつつ、座る位置を変えていくワークをしました。いつもの場所に座る、不快な場所に座るなど、出された条件に合わせて部屋の中で座る位置を探していきます。
なぜそこを選んだか? というところを話し合ったり、そこに座った時はどんな感じだったかを感じたりというワークです。
私自身は、座る場所を変えることが今の家に住み始めてからも多かったなぁということに気づきました。そこから、そのままにしていることが多いものにも気づき、もっと自分が快適に過ごせるようにカスタマイズしていくことを最近は忘れがちかもということに、思い至ったのでした。
ちょっとしたワークですが、そこから自分の中で気付きがあるというのは、面白いものですね。自分を労わるための気づきと、そして、その実践。マインドフルネスをうまく使っていけると確かに、ストレス低減につなげていけそうです。
さて、7週目のホームワークです。全部で4つ。
一つ目は、いつもの瞑想を音源なしで、どれか好きなのを選んで行います。
音源なしというのは、なかなか難しい課題でした。
自分で行うので、どうしても45分ではなくて、自分が好きな時間にカスタマイズして短縮してしまいます。ボディスキャン瞑想に至っては、改めて時間と場所を取ってというのが出来なくて、寝る時にお布団に入って行うようになりました。
自分でやりやすい形にあっという間にカスタマイズしてしまった一週間でした。
二つ目、マインドフルネスの実践を継続するために、目指すところや工夫、妨げになるものを記入する宿題です。
三つ目は、前回の消費のカレンダーから引き続き、「感覚を通じて取り入れているもの」を自覚する。
四つ目は、日常の中でマインドフルな気付きを保つ。
一応、下の2つの宿題も意識していたものの、少し手を抜いていた感じで過ぎていった7週目でした。言い訳をすると、台風が近づいてくるということや心理の学会大会への出席などなど、イレギュラーな行事も多くて気を取られることが、大きな原因かと…。どんな時でもマインドフルな気付きを! というのは、初心者にはなかなか難しいと実感します…。
そして、次回で遂に最終回となります。
(K.N)
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