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選挙って、難しい。

数年前から、このままだと地方や地域がなくなる。本当に危ないんじゃないか。

危機感を持って、でも自分に何ができるのか分からなくて、知らないことも多いからまずは勉強ということで、ある場所に足を運びました。

昨年から5回以上、その場所に足を運んで、政治や経済を聞き齧って、その上で自分の住んでいる場所のことを考えました。

変わることって、本当に難しい。
多くの人は、現状維持を望みます。
できれば、このままでいて欲しい。
だから、同じ人が選挙に出てくれたら安心だし、それでいい。
興味はないし、勉強しない。
だから、余計に分からなくなってくる。

自分が勉強して思うことは、政治は勉強しても勉強しても深いということ。
一筋縄ではいかないということ。
誰かの力や支援が無条件に得られるということはないということ。

闇が深すぎます。

若い人が出ないとと言っても、その闇の深さに純粋にもっと地域を良くしたいと思うだけの人だと病みます。

何度も言われたことは、選挙は勝たないとただの人だということ。
勝たなければ、どんなに良いことを言っていてもだめなんです。
失敗すると、次のチャンスは何年も先なんです。
無職である覚悟がある人や、それでも大丈夫な職業の方だけが出ることができます。
だからこそ、政治に問題を感じる子育て世代や若い人は出にくい。
だって、失うものが多すぎるから。

私はここ数年考えました。
実際に、久しぶりに地域の選挙があったので、出ることも考えました。
ただ、勉強不足感はまだありましたし、具体策はまだ考えられていなかった。
私自身、色々言っていますがまだまだな人間なのです。

この記事を書くのを、とても迷いました。
何年も。
では、なぜ書いたのか。

今日、私の住む地域とは離れているけれども、将来住んでみたいなと思う地域の選挙がありました。
基本的に地方の選挙では、現職が有利で支援も多く付きます。
ただ今回は、その支援が新人の方に付きました。
たったそれだけで、政策云々はなくとも、具体策はなくとも、選挙には支援を多く組織票を多く取り付けた方が勝ってしまう。
有権者も、マニフェストを詳しく見ない。
仲良くやってくれた方がいいな、で終わる。
投票率も低い。
私は、少し憧れていたその地域で住むのをやめようと決意しました。
未来を、描けないから。

問題は山積しています。
それをひとつずつ丁寧に、公平公正に選挙で勝った候補者が実現してくれることを望みます。
きちんと自分の頭で考えて、話し合いはしつつも、最終的には自分の決断で。

議会運営に興味が持てない、という結果が大学生のアンケートで7割程度いたそうですが、議会でやっていることをおもしろおかしく発信してくれたら興味を持つかもしれないと自由記述に書いているとも聞いて、やるせなさを感じます。
議会で決まったことが法になり、私たちはそれを守ったり活用します。
1番身近な存在です。
それで、生活が変わってくるわけですから。

でも、そんな真面目なことを語っても、耳は傾けてはくれないですよね。
それでも、私はより良く、ひとつずつ丁寧に、危機管理では素早く進める政治を目指していきたいです。
具体策は、考えておきます。

おやすみなさい。