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【良い小説良い哲学】~「良い小説」と「いい話」を峻別しよう党

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いい話が世の中溢れています。それはとても良いことだと思います。でもいい話と良い小説は違うのです。いい話は勧善懲悪の水戸黄門です。小説とは美を表現するもの。きれいな小説でもない。じ…
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#コラム

第七章 中受地獄(白石真央)(1)

お父さんから超難関校の合格を目指せと言われて、中学受験に挑む白石真央ちゃん。 でもお父さ…

第六章 ムカつくやつ(村上葵)(1)

御三家を目指す子は必ずここに通うと言われる、都内随一の進学塾「シグマ」から転塾してきた村…

第五章 本番以外は練習(江藤陸斗)(1)

どうしても勝てない宮田君や蓮君という同級生がいて、劣等感を感じている江藤陸斗君。そのうえ…

第四章 コンプレックス?(宮田勇樹)(1)

最近宮田勇樹君はライバルの蓮君のことが気になります。 以前は自分の点数を気にして勝った負…

第三章 おまえ生きる価値なし(清原孝輔)(1)

学校ではいじめられっ子の清原孝輔君。 足が遅くて勉強もできないけれど、お母さんに言われて…

第二章 真剣勝負(浜名航平)(1)

将棋が大好きな浜名航平君の話です。 五年生になり、突然塾に通わされることになった浜名君。 …

第一章 ライバルの秘密(吉本蓮)(1)

小学五年生、吉本蓮君の話です。 同じ教場に優等生の宮田君がいて、いつも塾では1番。蓮君は宮田君をライバルだと思っていますが、はたして宮田君は蓮君のことをライバルだと思ってくれているのか? 蓮君は宮田君にはどうしても勝てなくて、だんだん勉強への情熱を失います。 そんなとき、お父さんが蓮君にある提案をします。 「また負けちゃった」  僕は肩を落としてそう呟いた。十月の公開模試で、また宮田勇樹君に負けたのだ。  僕は吉本蓮。日進研に通う五年生だ。  宮田君は僕のライバルだ。いや、

【小説】すごいものができた!

現在ミステリ講座の準備をみこちゃんと進めている。 そんなおり、みこちゃんがすごいものを作…

虫とりのうた

 小説家志望の赤井雅彦は、妻の由貴子と息子の真樹男と暮らしている。  ある日赤井は由貴子…

【雑記】夏休み、理科の宿題

息子の宿題で、科学に関する本を読んで感想を書くというのがあった。 先日行った水俣病資料館…

貴方自身は『経営者』なのですか? - 論評の本質

 テレビなどのメディアでは、色んな立場の方が批評していますよね。私たち一人ひとりに関係す…

【大学受験】数学検定2級受検(2)

この記事。 要約すると、東大理系現役合格者の約80%が高校2年生までに数Ⅲを終えており、…

人体という培養器 ヒトという侵食者 / ウィルスのよう 幸せや喜びも伝染する

マスクの目をかいくぐるのだという 人体で増殖するのだそうだ        *  *  * 火…

葉桜のように、なりたかった。

わたしはエイリアンじゃないので 気持が動く。 その気持ちの動きを止めたくて 何も感じたくない日もほんとうは あったりする。 何も感じたくないなって日が 日に何度も訪れる。 お皿を洗う時に無意識でも洗える ように。 いちいち今の気持ちとか心の中を 覗きたくない時。 心と体の身体のことをわたしは 思いたくなる。 たいてい人は心を贔屓しようとする。 体で感じたことを二の次にして。 心を最優先にする。 こころふぁーすと。 でも、体で感じたことをわたし