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皮膚むしり症は便利な「ストレスバロメーター」として使える!

(この記事の所要時間:約5分)

「ストレスから出る癖を把握しよう!」って、ビジネスセミナーでも推奨されている大事なこと


私は以前、起業セミナーに参加したことがあります。
起業を考えている主夫・主婦の方や、「副業でも好きなことで仕事してみたい」という会社員など、様々な方が参加されていました。





その中で、「上手くいかない時に自分が陥りがちな癖について考えてみよう」というワークがあったんです。





起業をする場合、自分の悩みやストレスにいち早く気づくのが、仕事のペース配分にとても重要だから、上手くいかないときに陥りがちな癖を自分で把握しておくととても役立ちますよ、という趣旨のワークでした。





対する参加者の回答はさまざまで、「自分一人で何とかしようとして問題を抱えがち」「周りに相談できなくなる」「見栄を張って、誰にも愚痴らなくなる」など、いろんな行動の癖が挙がりました。





そんな中で、ある参加者は身体の癖について注目して、次の様に回答されていたんです。





「私はストレスを我慢してると、奥歯を噛み締める癖があるんです。
歯医者さんからは、『ほおの内側にくっきり線がついているのですぐわかりますよ。あんまりいつも噛み締めていると、奥歯にヒビが入ってしまうので気をつけて』と言われました。





ですので、毎朝顔を洗う時とか、鏡に向かって口をあ~(・o・)ってほおの内側をみて、奥歯を噛み締めすぎていないか、いつも気をつけています」





それを聞いて私は、「とてもいい心がけだな。上手くいかない時、口の中を見ると自分のストレス状況がわかるってとても便利だな」と思いました。





普段からお口の中をみていれば、ストレスで知らず知らずに歯を食いしばりすぎて、奥歯を欠いてしまうのも防げそうですよね。





「ストレスが目に見えて身体に現れる」って、実は超便利なのでは?


以前のNoteで、爪噛みや手指の皮膚をむしる症状はストレスが原因なので、ストレスコントロールが重要ですよ、ということを書きました。↓



奥歯を噛み締める癖と同様に、私の爪噛み癖や、手指の皮膚をむしる症状も、自分のストレス状況を把握するのに使えます。







手や爪がボロボロになれば、ストレスを我慢して無理をしているということですからね。





「普段からストレスサインが身体に出にくい人は、入院してからストレスに気づく」というガン患者の体験談


そういえば仕事のストレスが高じてガンを患って入院したご経験を持つ方から、以前こんなことを言われたことがありました。





「森さんが手指の皮を剥いてしまうその癖、皮膚むしり症って、もしかして、ストレスレベルを普段からご自分で推し量るのに、実は良いサインなのではありませんか?」と。





その方は、「もちろん森さんご本人は、その症状で長年とても悩んでおられると思うので、こう言っては失礼かもしれませんけれど💦」と言いつつ、こう続けられました。





「ストレスって目に見えないので、身体に目に見えて出てこない場合、大抵は気付かずに無理を続けて、私みたいにガンなどの病気になってしまうと思います。





入院して初めて、『あっ、私、ストレスを我慢して無理してたんだ』って気がつくものです。





だから皮膚むしり症って、大病までいかずにその手前で『あっ、自分、無理してるな』って気づかせてくれるから、実は良いストレスバロメーターとして使えるのでは?」という話でした。





私は30年以上、自分が手指の皮をむしっているのを「ダメだ、恥ずかしい、女として終わってる手だ」としか思っていませんでした。
ですので、そんなことを言われてびっくりした覚えがあります。





でも確かに、無意識で剥いてしまうぶん、皮膚むしり症はストレスバロメーターとして、嘘を吐かないような気がします。
目からウロコが落ちるような指摘でした。






「ストレスサインが普段から身体に出やすい」って、「ストレスに弱い・悪いこと」とは限らない


それまでは「ちょっとストレスがかかると手指をボロボロにしてしまうなんて、私はなんてストレスに弱いやつなんだ」とも思っていました。





しかし、実際に仕事のストレスからガンになって入院したご経験のある方から、「もしストレスが目に見えて普段から私の身体に出ていたら、無理してガンになるまで突っ走らなかったかもしれない」と言われた時。





自分の中で、この皮膚むしりの癖に対する認識がぐるっとひっくり返ったような感覚がありました。





ストレスが普段、目に見えて身体に現れづらい人は、一見「ストレスに強い人」のように見えます。





しかしそれは、もしかしたら「長年にわたりストレスを溜め続けて、のちのち甚大な病気にとして出てくる状態だっただけ」という可能性もあるわけです。





もちろん、入院しながら皮膚むしり症に悩んでおられる方もいらっしゃると思いますので、これはあくまで一個人の考えにすぎません。
皮膚むしりの症状だけで、ストレスが全て把握できる訳でも無いでしょう。





ですが少なくとも、ストレスが目に見えて身体に現れてくる体質は、悪いものとは限らないんじゃないか。現在の私はそう感じています。





ご自身のストレスバロメーターとして、爪噛みや皮膚むしり症をうまく活用できれば、身体を壊したり、深刻な病気になる前にストレスを減らせるかもしれません。





ここまでお読みいただきましてありがとうございました😊

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