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習得せよ!! ドイツ人キャプテンによるナイフ&フォーク BOOT CAMP

欧米人の彼や友達を食事をしているとナイフとフォークを使って食事する機会が多くなる。

日本人であれば普通に手を使う様な場面でも、彼らはそれらを使って実に器用にやってのける。
以前フランス人彼氏と骨付きチキンにを食べた時もそう。手づかみでチキンにかぶりつく私の隣で、澄ました顔してナイフとフォークでそれを食べていた。自由自在かつ軽やかにカトラリーを操る彼らの様子はまるでシザーハンズ

ニュージーランドをドイツ人の友人と旅していた頃、グループで食事する事が多かった。そこで毎回突きつけられる現実。

私はいつも食べ終わるのが最後…。

私は日本でも食べるのが遅い方だ。
そんな私にさらにナイフ&フォークという手かせが追加。そして当然のようにハイスピード英語での会話が加わるのだ。オーマイガー

友人は同席者同様必ず毎回私より早く食べ終わり、私が食べ終わるのをおしゃべりしながら待っている。
彼女は気にしていないと言ってくれているが、申し訳ないなと思っていた。そしてグループだと尚更、私のお皿に集まる視線も気になる…。(食べるの遅い人は共感してくれるかな?!)

集中して食べれば私だって最下位は免れる事くらい知っている。だが、食事は会話を楽しむ場所。黙々と食べるのは良くない。喋りながら食べるって言っても、口に食べ物が入っているのに喋ったらマナー違反でしょ?確かに皆それはやっていない。じゃあどうやって?噛まずに飲むの? マジック?

TELL ME HOOOOOW!!!


そして私の提案により、友人と私2人だけのナイフ&フォークBOOT CAMPが始まった。

まずは現状把握という事で、グループで食事するいつも通りの私の様子を隈なく友人に観察してもらった。私は観察されているのを出来るだけ意識せず、いつも通りのスピードで同席者と共に食事と会話を遂行。

食事が終わり、2人だけのフィードバックの時間。
さぁどうだ、何か見えましたかキャプテン!

友人「…見えた…(キラーン!)」

そして友人が導き出した3つの術

その壱「一口を大きくする」
なんと単純な…。しかし、友人に言わせると私の一口は小さいらしい。そこで他者に差を付けられてしまうと。オッケー。よし、じゃあこれからはもっと一口を大きくしてみよう…。

その弐「フォークをいちいち持ち替えない」
あ~なるほど、痛いとこつかれたー。
左手に握られているフォークだが、下に向けて肉などを刺す事もあれば、上に向けて小さい豆などをすくい上げる事もある。その2パターンの動きが一度の食事の中で何度も繰り返される事になる。私はその度に、一度手をフォークから離して持ち替えていた。友人はそこを見逃さなかった!

ではどうしたらいいのかというと、友人はそもそもフォークを鉛筆の様に持つ(これは人により異なる)という。そうする事であの2つのフォークの動きがクルっ向きを変えるだけで可能になるのだ!これは目から鱗のフォーク技だった。最短距離でゴール(完食)を目指すにはかなり役立つ技と言えよう。

その参「相手が話している時はひたすら食べ続ける」
友人からの驚きの指摘。

友人「Mikoは誰かが話してる時、手が止まっている。」
私「え、そんな事ないと思うけど…。(回想)」

〈私が話す時〉
食べ物を口に入れずに普通に話す
食べていない

〈誰かが話す時〉
聞くのに全集中 → 手が止まる
食べていない

あ……
全然食べてない!!!!

人が話している時こそ絶好のチャンス。
「相手が話しはじめたら、この時とばかりに頬張れ!」とのアドバイス。ほほう、なるほどね~。口に頬張っていても相槌は打てるし、表情筋も使えるから会話に参加してる事になるもんね。これはとても使える技!

そしてさっそく、次の日から3つの授けられた技を実践。
以後の食事はどう変わったか……??

ちょっと早く食べ終われるようになった♪♪(^O^)

そうは言っても私にとって英語は第二言語。知らない単語や早いスピードの会話を理解するだけでかなり集中力を持っていかれるので、聞く側になった時もやっぱり手が止まりがち…。英語リスニングの強化は一生かけて追及したい私の課題。

しかしそれでも言えるのが、あの特訓で確実に自分の食事スキルがアップしたのだ!
ナイフ&フォークBOOT CAMPの成果ここにあり!

私のチャレンジは続く…!
最後までお読みいただきありがとうございました♪


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