お別れ。そしてタイ人の彼との新たな出会い
こんにちは、Mikoです。
今回はタイ人の彼との出会いのお話。
私はオーストラリアでワーキングホリデーをしていた頃、1年近くブリスベン郊外のいちご農場で働いていました。
そこで出会って付き合った韓国人の彼がいたのですが、色々あった末お別れをし、私は一人、オーストラリアの大都市「シドニー」にやってきました…。
これが噂のシドニーか!
シドニーに到着。
ど田舎からの都会、そしてオーストラリア初めての大都市。
わぁ…すごい、人がいっぱいいる……。
足早に歩く行き交う人々、交通量の多い道路、所狭しとひしめき合うショップから聞こえる音楽や賑やかな声…。
カンガルーとエミューが自由に飛び廻る大地から一転、久々の都会の光景にしばし圧倒されていた。
私は「シドニーといえばオペラハウス」くらいしか知らず、シドニーの「シ」の字も知らない状態だった。
そして何より私は大の方向音痴。学生時代友人と行ったイギリス旅行では、私が地図を逆さに持っていたせいで目的地までたどり着けず友人にブチ切れられた経験を持つ、筋金入りのやつである。
今ならスマホという素晴らしき相棒がいるので困らないが、当時はスマホも持っていなかったので、その筋の民にとっては新天地での生活というのは極めて過酷な状況なのである。
既に出会った慣れ親しんだ友達とその後も行動を共にすれば安心して暮らしていられるが、そこはワーキングホリデーという限られた時間の中。いわゆるコンフォートゾーンを抜け出してみたのである。
ここからまた新しい生活が始まるんだ…!!
期待と不安と不安と不安しかなかったが、私なりの新しい一歩を踏み出した。
唯一の頼りの綱の存在
友達ゼロの完全に新しい生活…。と思いきや、そんな私に一人だけ頼りの綱の様な存在がいた。はい、ちょっとチート。
それは、いちご農場で友達になった日本人が以前シドニーにいた時、語学学校で友達だったタイ人の男子。「いいやつだから案内してもらえると思うよ!」と紹介してもらったのだ。
友人がありがたい事にそのタイ男子と連絡を取ってくれ、私との待ち合わせの約束を取り付けてくれた。
シドニーに着いた私は、ひとまず事前に手配していたシェアハウスに向かい寝床を確保。特大バックパックを下ろし、シャワーを浴びて、いざ待ち合わせの場所へ向かった。
この時はこの日会う人が、近い未来彼氏になるなんて思ってもみなかった。
そして初めての出会い
シドニーの地図を片手に、ダーリングハーバーの待ち合わせ場所へ向かう。
ダーリングハーバーはシドニーの定番観光スポット。友人が、ここならさすがの私でもたどり着けるだろうという場所を選んでくれた。そして無事待ち合わせ場所に到着。
でも一つ問題が。
相手の顔…知らない…。
紹介してくれた友達は彼の写真を持っておらず、スマホも無いのでお互い顔がわからない状態での待ち合わせ。
シドニーは世界中から移民や観光客がやって来る大都市。もちろんアジア人も沢山いる。
どうしよう……待ち合わせ風の一人でいるタイ男子……タイ男子……。
バックレられてたらどうしよう……。タイ男子……タイ男子……。
と、もじもじウロウロしていたら
「Are you Miko…?」
背後から声が…
振り返って
私「……!! YEEESSSS!!!!」
例のタイ男子だった!やったー!よかった!
シドニーの強い日差しの下、初めて彼と出会った。
小麦色の肌に艶のある黒髪、長いまつ毛、そして人懐っこそうなキュートな笑顔がとても印象的だったのを覚えている。
着古したTシャツ、ジーンズに手ぶらで登場した彼は、全く飾る様子のない自然体だった。
さっそくシドニーの有名なスポットや、方向音痴には必須のとりあえず覚えておくべき大通り、スーパーや生活に必要な日用品が買える場所など、案内してもらった。
案内してもらってる間中、彼はよく冗談を言ってケラケラと笑っていて、私もそれにつられてあははと笑っていた。
前回の、例のお別れした彼は、最後の方いつも不機嫌そうな顔をしていて、私はそんな彼の機嫌をとろうといつも気を使っていた。
そんな事の後だったので、この彼の底抜けの明るさがとても新鮮に感じた。
よく笑う人だな…。
初めて会う人だし少し心配していたが、良さそうな人でひとまずホッとした。
彼は学生ビザで滞在しているので、学校に通いながら、タイレストランでシェフとして働いているらしい。
これからディナータイムの仕事との事で、ここでお別れ。
私「今日は本当にありがとう!これからもよろしくね!」
彼「わからない事あったらいつでも聞いてね!これからもよろしく!」
そしてこの日から、シドニーでの新しい生活と、タイの世界にどっぷり浸かる日々が始まったのである。
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