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神様とカードを作った話 09/ ここまでをまとめつつ、力強く後押ししていただいた日のこと

この記事は、日本の神々のみなさまと
オリジナルカードを作った道のりを書いた
一連の記事のうちのひとつです。
初めから読む場合はこちらをどうぞ。

日本の神々のみなさまに、得意なことを伺いつつ、カードを作ろう。
こう思い立って進んできたが、ふと冷静になって考えた。

神様のお得意なことと、タロット大アルカナの意味することを組み合わせていくと…

・須佐之男命(スサノオノミコト)様は「皇帝」
・瀬織津姫(セオリツヒメ)様はたぶん「星」
・住吉三神様は「力」でいいかな

ここまではほぼ確定。


・猿田彦神様の頭がペカッと開いたのは何を意味する?
・月讀命様は、たぶん「月」かな。神様に要確認だ。
・稲荷神様は、ご参加希望されたけど、どれにすればいいの…
・木花開耶姫様は、お姿見せてくださったけど…
・大山咋神(オオヤマクイノカミ)様は、ご参加いただきたいけど、どのカードがいいのかな…
・下鴨神社の神様にも、ご参加いただきたいけど(私の希望)

ここまでは、未知数だけどたぶん、ゆくゆくはっきり分かりそう。


・日本の神様って言ってるのに、天照大御神(アマテラスオオミカミ)様にご参加いただきたいよね。(全ての人の子の母のような方)
・それ言ったら、大国主命(オオクニヌシノミコト)様も、だよね。
・たまに聞こえる、すごく中性的な声の神様、参加してくださるかな?(そもそもどなたなんだろう…)
・造化三神の神様、参加していただけるかな?(実在するのかな?概念だったりして…)
・伊邪那岐命様と伊邪那美命様、ご参加いただきたいよね。(こちらも概念だったりして?)

これは未知数すぎる希望と展望。


これらをまるっと含めて考えると、これはどうやら、多くの場所を尋ねる必要がありそう…
出雲、伊勢、京都、淡路島?高千穂?鹿島?富士山?


………あまりにも途方もない。
……できるのか?本当にカードできるのか?

そう思うと、足がすくむというか、一気に行動力が低下した。



そんな「やりたい…けど…」な日々を過ごしていた時、私はタロットを教わった師と、占いのイベントに出展した。

前評判は上々。来てくださるとあらかじめご連絡くださっていた方も数名いらして、以前参加したイベントの感じからも
「このくらいはお客様がいらっしゃるだろう」
と心づもりしていた。


ところが、いざフタを開けてみたら、それはもうびっくりするくらい、誰も来ない。
この日みたいにお客様がいらっしゃらなかったことは、後にも先にもこの時しかない。

そして不思議なことに、私たちの前を通られる方が、ほとんどこちらを向いていない。
「こんにちはー!」
と声をかけると、振り返ったまま不思議そうな顔をするか、全くスルー。そんな方ばかりだった。

なんだか妙な感じで、
「あれ、私たち、見えてないのかな?」
と師と二人で話していた。

まるで私たちがいる空間には、何もないかのように人々が通り過ぎていく。
そして、連絡をくれていた方々が信じられないことに、本当にひとりも来ない…

「なんか、私たち今日ここにいたら、いけないのかもしれないね」
と、どうしよっか?と目の前にあるカードを引いてみた。


その時に出たカードのことを、かいつまんで書くと、
・私たちの状態は「直感が良く働いている状況」
 =どうしたらいいかわかる状態、良い状態
・アドバイスは「出」

出 のカード。象形文字の形を、活かしたカードです。

私たちの状態を見る限り、お客様が全然いらっしゃらないのは、私たちの問題ではなさそう。
そして潜在意識(心の深い部分)で思っていることも、安定している。
そしてアドバイスは「出」。
このカードは、「出る」とか「出す」のカードだけど。
何出す?何出す??


私「先生、出ましょうか。帰りましょう!」
師「ええ?!本気?!私も帰りたかったー!!ww」
私「だって私たちの状態は悪くないんだから、この「出る」は、『ここを出る』です」

というわけで、予定していた方々に連絡を入れつつ、帰った。
正確には、帰ったというか、私たちがこの日、本当に行きたかった場所に行くことにした。


向かった先は、待乳山聖天。
浅草にある、歓喜天さまのお寺で、師の最近のお気に入りの場所だった。
「すごい近くにいるのに、行けないなんてー!」
とイベントのためにお参りに行けないことを、朝から二人で悔やんでいたのだ。


師「頭が象さんで、体は人間の神様なんだよ」
私「???え?」
師「ほら、インドの神様のガネーシャだよ!」
私「あー!!なるほど!!」
師「怖い神様って言われてるから、誰にでもオススメはできないんだけどね」

そんな会話をしていた。


イベントをボイコットして、行きたいところに行く。
ありえない行動をしている自分たちが楽しすぎて、お寺までの道中が、ものすごく楽しかった。
そして、お寺までの道で何度も何度もゾロ目を見た。
(なぜか神社やお寺に行く時に、よくゾロ目を見ます。たぶん歓迎の合図なのかな??)


怖いらしいと聞いていたけれど、着いたお寺はとっても優しいエネルギーに溢れていた。
「きちんとしなきゃ」と感じさせる、ピリッとしたものはあるものの、すごく優しいエネルギーで、一瞬で好きになった。

私「ここ、すごく優しいですね!エネルギー強いけど、全然辛くない。好きです!!!」


師には言わなかったものの、ガネーシャと聞いて、心に浮かぶものがあった。
少し前に行った日枝神社の帰り道、参道と言っても差し支えなさそうな、神社からまっすぐ伸びた道の途中で、ガネーシャを見つけたのだ。

神仏には隔たりがあるだろうと思っていた私は、この時
「神様の参道の途中にガネーシャ?」
と不思議に思ったのだ。

そのことがなんとなく頭を離れないでいた時に訪れた、待乳山聖天。
「これは、繋がりがあるのかもしれない」
と厳粛な気持ちでお参りさせていただいた。


その後同じく師のお気に入り、小網神社へも行った。
(こちらもパワフルでした。すごい歓迎してくださる間口の広い神様でした)



私の子どものお迎えまで時間があったので、二人で早めの夜ご飯を食べた。
その時に、今の感じを見ようと、カードを引いてみた。
もちろんお題は「カードを作ることについて」だ。

またもや、かいつまんで書くと、
・今の状態は「神」「助」
・私の潜在意識は「止」「疑」
・アドバイスは「頑」の逆位置、「運」

今の状態は「神様が助けてくれている状態」
にもかかわらず、私は止めたいし、疑っている。
ちなみに顕在意識(知覚できる意識)でも、「やめてもいいかなぁ」
と思っていたようだ。

サポートがある状態なのに逃げたい私へのアドバイスは
「頭で考えるのやめて、自分で動かせ!行動せい!!」
というわけなのだ。

※「頑」は象形文字では、人の頭部が2つ並んだ姿を描いていました。



これはもう、やるっきゃないじゃんね?

わかりつつも躊躇する私は
「だって、出雲とか行かなきゃだし」
と、なぜ躊躇するのかを声に出して言っていた。

すると
「私も出雲行きたいって思ってたの!!」
と師からの思わぬ言葉。

その場のノリで一緒に出雲に行くことにして、その日のうちに飛行機も宿も予約するという、まさかの展開になった。

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