みーこ

東京在住。読書や料理、便利グッズが好き。ひとり暮らし、インドア派で、誰とも話さない日も…

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東京在住。読書や料理、便利グッズが好き。ひとり暮らし、インドア派で、誰とも話さない日もしばしば。誰かに紹介したい本や、聞いて欲しい話など、気ままに書いていこうと思います。

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『お金使えない症候群』から脱却したい

みなさんは『お金使えない症候群(節約症候群)』というものをご存じですか? 私は最近知ったのですが、以下の特徴があるようです。 お金を使うことに罪悪感を感じる 経済的には問題がないはずなのに、極端にお金の心配をしてしまう 過度に節約してしまう 最近の物価高や老後2000万円問題など、私たちを取り巻く環境は過酷なので、節約していない人の方が少数派かと思います。 老後のためにも貯蓄は必要ですし、節約上手は良いことです。 ポイントを上手に利用している人には教えを請いたくなりま

    • ホームベーカリー/2か月悩んでついに買っちゃいました!

      この2か月間、暇さえあれば口コミを検索し、買うかどうかずっと迷っていたホームベーカリー。 使わなくなるかもしれないと悩みに悩みましたが、本日ついに自宅に届きました! わざわざ外にパンを買いに行くのが面倒くさくて始めたパン作り。 最初はYoutubeを見ながら手ごねしていたのですが、手ごねって本当に大変です。 こね方や温度によって発酵の状態が変わったり、一次発酵や二次発酵など、良く分からないし、何だか難しい。 さらに一次発酵したら生地を切り分けたり、二次発酵が終わったらオー

      • ビジネスメールって人柄が出ていて面白い

        やっと一週間終わりました! 今週も長かった… さて、私の社会人歴も早十数年。 仕事では指導の一環として、後輩のメールを添削することがあります。 プライベートのメールと異なり、ビジネスメールは用件を相手に丁寧に伝えるだけなので、それほど大差はないと思いがちです。 けれども、意外と人柄が漏れ出ている気がします。 普段は優しいのにメールだと上から目線な人、決して謝らない人、自分の都合を押し付ける人、文章がくどくて何が言いたいのか分からない人、誤字脱字に無頓着な人… 仕事に慣

        • タイパや効率化に物申す/ミヒャエル・エンデ 『モモ』

          時間に追われイライラする大人たち、立派なおもちゃを与えられても退屈そうに遊ぶ子供たち… 1973年に刊行されたミヒャエル・エンデの『モモ』は、時間泥棒に奪われた時間を取り戻す冒険ファンタジーで、子どもの頃に読んだ方や映画を観た方も多いかもしれません。 ふと懐かしくなって、かなり久々に読んだのですが、正直言って50年前の作品とは思えないほど現代社会への風刺が効いていてびっくり。 タイパや効率化が叫ばれる現代社会を生きる大人の心をグサグサと刺してきます。 児童文学だと侮らず

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          料理をする気が起こらないときは/卵料理の簡単便利グッズ

          みなさんは、料理はお好きですか? 私は比較的好きな方ですが、常に「料理が楽しい!」というわけではありません。 正直言って、料理をするかどうかは、そのときの気分次第。 やる気があれば、混ぜたり、こねたり、揚げたりすることも全然苦ではありません。ひとりで揚げ物祭りをやったり、何時間もコトコト煮込むことだってあります。 やる気に満ち溢れているときは、パンを焼くこともあります。 でもやる気がないときは、とりあえず栄養とるか~といった感じ。 料理は「趣味」ではなく「作業」と化しま

          料理をする気が起こらないときは/卵料理の簡単便利グッズ

          思い当たる節がありすぎる/辻村深月『傲慢と善良』

          みなさんは、婚活をしたことありますか? 私は30代前半までは結婚したい気持ちがあったので、合コンとか婚活パーティーに行ったことがあります。 婚活ってもはや就活です。 自分のアピールポイントを述べ、好感度の高い服を着て、笑顔と話題を振りまき、関係継続のために連絡を何度もとる… 連絡なんて用事のあるときだけでいいのに~と思っているズボラな人間には、あまりに苦行です。 そもそも私は、家でひとりでゴロゴロする時間が何よりも大好き。 周りから結婚を突つかれない限り、別に本心から結

          思い当たる節がありすぎる/辻村深月『傲慢と善良』

          大きめの冷蔵庫を買って良かった

          8月も終わりが近づいてきましたが、まだまだ暑いですね。 いつもは主に本の感想を書いているのですが、本日は読書をする気が起きなかったので、普段考えていることを書いてみようと思います。 とはいっても、普段から大したことは考えていないのですが、今年の夏に一番考えていたことは「大きめの冷蔵庫を買って良かった~」です。 私はひとり暮らしですが、今年の初めに400L冷蔵庫を購入しました。 世帯人数と冷蔵庫のサイズは、一般的には以下のように言われているので、私は1人で3人分の冷蔵庫を使

          大きめの冷蔵庫を買って良かった

          愛してくれた母は誘拐犯だった/角田光代『八日目の蟬』

          永作博美、井上真央主演で、2011年に映画化された本作。 「優しかったお母さんは、私を誘拐した人でした」というキャッチコピーや、映画の予告編を覚えている方も多いのではないでしょうか。 原作を読みたいなと思いつつも、何だか軽い気持ちで読んではいけない気がして、積読のまま我が家の本棚にありました。 ですが、今なら読めるかもという気分になったので、読み始めたところ、つい一気読みしてしまいました。 本作は、簡単にまとめると、不倫相手の赤ん坊を誘拐した犯人の逃亡劇と、誘拐された子供

          愛してくれた母は誘拐犯だった/角田光代『八日目の蟬』

          内向型でもプレゼンを乗り切るには

          みなさんは外向的な性格ですか? それとも内向的でしょうか? どんな人も両方の性質を持っており、どちらの性質が強いかによって、外向的/内向的が決まります。 外向型のイメージが強いアメリカでも、約半数は内向型らしいです。 私は自他ともに認める内向型です。 人前に出ると頭は真っ白になるし、会議で突然意見を求められるとパニックです。プレゼンなんてもってのほかです。 しかし、仕事柄どうしてもプレゼンをやらなくてはいけないときがあります。 そこで今回は、人前で話すのが苦手な内向型人間

          内向型でもプレゼンを乗り切るには

          優しい家族に潜む心の傷/瀬尾まいこ『幸福な食卓』

          Kindle unlimitedで何を読もうか探していたら、瀬尾まいこさんの『幸福な食卓』が対象になっていることを発見。 瀬尾まいこさんの『そして、バトンは渡された』が好きなので、同じような穏やかな家族ものかなと思って早速読んでみました。 軽い気持ちで読み始めましたが、これは電車で読む方は注意した方が良いかもしれません。 ちょっと変わった家族の優しい物語かと思いきや、最後涙が止まりません。 「父さんは今日で父さんを辞めようと思う」という一文から始まる本作。 母はすでに家を

          優しい家族に潜む心の傷/瀬尾まいこ『幸福な食卓』

          読書スピードをもうちょっと上げたい

          みなさんは、読書スピードは速い方ですか? 私は本を読むのは好きなのですが、決して速くはありません。 自分の読書スピードを測ることができる「読書速度ハカルくん」という面白い無料ツールを見つけたので、良かったらお試しください。 https://www.sokunousokudoku.net/hakarukun/ ちなみに私の結果はこちら。 平均よりちょっと遅いという結果でした。残念! さて、読書スピードが上がれば、読める本も増えるということはもちろんですが、現代人はやりたい

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          辞書をめぐる大人の青春小説/三浦しをん『舟を編む』

          本作は2012年に本屋大賞をとっており、ドラマや映画になっているので、ご存じの方も多いかもしれません。 10年くらい前にも読んだのですが、内容がうろ覚えだったので久々に読み返してみたらびっくり。 記憶していたよりも何倍も良い話! 最後泣いてしまいました。 当時は、辞書作りの話というよりも、恋愛小説という印象が強かったのですが、これは感動のお仕事小説です。 本って、読んだ時の心理状態や置かれた状況で、以前と違う部分が印象に残ることがあります。 きっと私はこの10年間仕事を

          辞書をめぐる大人の青春小説/三浦しをん『舟を編む』

          毎回悩む「月何冊くらい読んでるの?」問題

          読書が好きだというと、結構な割合で聞かれる質問。 それが、『月何冊くらい読んでるの?』です。 質問してくる方は、ただの会話の糸口として聞いてくるだけなのですが、実は、私はこの質問を受けると、何と答えたらよいものか毎回悩んでしまうのです。 なぜなら、本によってページ数も難易度もバラバラだから。 私は小説を読むことが多いのですが、エッセイ、新書、ビジネス書なども、こだわりなく何でも読みます。 二時間程度で読み終わる本もあれば、読む終わるまで何日もかかる本も。 そのため、「

          毎回悩む「月何冊くらい読んでるの?」問題

          親分の後は引き継げるのか?/宮部みゆき『きたきた捕物帖』『子宝船』

          宮部みゆきさんが「生涯書き続けていきたい」というシリーズ、それが『きたきた捕物帖』シリーズです。 第二弾の文庫化を今か今かと待ちわびていたのですが、一昨日『子宝船』の文庫が発売されました。 発売日にあわせて第一弾を読み返し、発売日当日には第二弾を入手! 先ほど読み終わりましたが、もう次の作品が待ちきれません。 さらに本シリーズは、他の作品に出てきた人が登場するといった、他の作品も読んでいる人にはたまらない一面も! 今回は、第一弾『きたきた捕物帖』と第二弾『子宝船』の感想を

          親分の後は引き継げるのか?/宮部みゆき『きたきた捕物帖』『子宝船』

          未だに答えが見つからない/紙の本 VS 電子書籍

          みなさんは、紙の本派ですか?電子書籍派ですか? 私は未だに答えが見つかっていません。 一応、何回も読むなら『紙の本』、一回しか読まないなら『電子書籍』という、何とも曖昧な判断基準を持っています。 しかし、この判断基準の残念なところは、本を読み終わるまでまた読むかどうか分からないということ。 そのため、「あー、紙の本にしておけばよかった」「電子書籍の方が良かったかも」と、後悔することもしばしば。 さらにやっかいなのは、電子書籍で買ったものの、「やっぱり紙の本も欲しい!」と

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          旬の料理と謎に包まれた屋台の親父さん/宮部みゆき『<完本>初ものがたり』

          みなさんは、行きつけの居酒屋はありますか? すごく美味しい料理があり、聞き上手な店主がいて、ふと漏らす言葉に事件解決の糸口がある、そんなお店があったらきっと常連になります。 今回ご紹介する『<完本>初ものがたり』は、岡っ引きである回向院の茂七親分と、美味しい旬の料理を出す稲荷寿司屋の屋台の親父さんが出てくる、人情ものの捕物帳です。 九篇収載されていて、ひとつひとつのお話は短いのですが、「さすが、宮部みゆき!」という安定の面白さで、心にじんわりきます。 この作品の一番好きな

          旬の料理と謎に包まれた屋台の親父さん/宮部みゆき『<完本>初ものがたり』