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誹謗中傷の相手がわかった話

はぁ。やっぱりな。
怖いことに、予想的中だった。

実は今回の勘、出てきたのは突然の事だ。
それまでは考えても考えても誰だか全くといって分からなかった。本当に心当たりないのかと周りに幾度と聞かれても全くなかったくらい。
それくらい表れてこなかった。

女の勘は突然やってきて恐ろしいほどに当たる。
よく耳にする言い伝えかも知れないけれど、
昔の人が言うことって本当のことが多い。

ただ、相手が身近な女だと言うだけに
絶対に正体がわかると言うのは確信があった。
時間の問題だ、焦らなくても絶対にわかると。
少し前からよく分からない感覚の自信が湧き出ていた。

女という生き物がどんなものなのか。
同じ女だからこそ本当の怖さを知っている。
みんな良い顔をしても毒林檎を持っている。
見えない恐ろしさを持ち歩いて生きている。

顔も性格も化けるのが上手い女もいれば、
それを下手そうに見せて上手い女もいるし、
様々だけれど、一言でいうと、女性は魔女だ。
男性の前では絶対見せないクルエラみたいな正体。

地球上で最も恐ろしい生き物かもしれない。
弱く見せて本当は無敵の強さを秘めている。
同じ女の私が悪くいうつもりもないけれど、
それが女なのだ。

だから私は、同じ女でも80%当てにしない。
女の味方を作るくらいなら、
自分1人ででも突っ込んで勝負に挑む方がマシだ。
そこで思い切って失敗して血を流す方がマシだ。

女は弱い?そんな、弱いはずない。
女の弱い、寂しい、そんなのお得意の演技だ。
私も女だけれど、同じ女として私はそう思っている。だから本当の味方なんて母だけで良い。

たとえ母が居なくても、
私はひとりで立ち向かえる。
勝つか、負けるか、そんなの関係ない。
強さも弱さも堂々と見せれる。
自分の魂を信じて思いっきり立ち向かう方がよっぽど良いと、そう思えるからだ。

誰だかわかった瞬間に、
となりに母がいた。

私と母。
ふたりで鼻から大きなため息が出た。
怒りが混ざった、悲しさと呆れた想い。
そんな感情が混ざった深いため息。

私は母がなぜそんなため息だったのか
その場すぐにわかった。
きっと隣にいた母も、その時の私の感情は、
口に出さずとも隣で感じて分かってくれていた。

残念だね。すごく。
非常にね。でもこれが人間よ。
これが女。これが女のもつ怖さ。
それは、男性の前では絶対に出さない
女が女に向ける特有の感情と憎しみ。

輩の正体は怖いほど身近な女だった。

ひとつしか知らなかった表の顔。
あの時の顔も態度も全て演技だったか。
身近すぎて信じたくない。
裏を見たことなかっただけに、
真実が気持ちと噛み合わない。

本当の正体を見てしまった以上は、
仕方がないけれど、この感情になる事を覚悟で知ろうと思ったのだから、これが事実で、確かなことなんだと、そう素直に受け入れるしかない。

誰だかを知っても、正直いい事はない。
そんなの初めからわかっていた。
でも、知れたことで色々とすっきりした。

私はその日の夜に父に話した。
聞きたくないと思うけど、
知りたくないと思うけど、
と前置きをしてはっきり伝えた。

そして、
この事実は私は墓場まで持っていくと。
そう話した。誰にも口を開かない。
ぜったいに。

それは彼女のためにも。
自分のためにも。

私は昔から他人にあまり興味がない。

それよりも自分と向き合う時間を優先してきたからだと思う。それが良いのか悪いのかは別として、私はそう生きてきた。

周りの色に合わせながら何かを選択したり、生きてきたことがないから、今回の事実を知る事も怖くはなかった。ひとりで消化できる覚悟ができていたからだ。

そもそも何に対しても見返りを求めることがあまり好きじゃない。あまりというか好きじゃない。

誹謗中傷の輩が誰だかを知ることも、本当は求めなかった。ただ、今回は絶対にわかる予感がした。

よく分からないこの感覚がきてるということは、このタイミングで知るべきなのかと、自分の感覚を信じて思い切った。

初めから生きる次元が違う人間に、
慰謝料なんて求める気はない。
彼女からの謝罪の言葉さえも求める気はない。

知った事で何を得られたのかって、
私自身の学びになった。ただそれだけの事だ。
人生の学びが増えた。
それがどんな学びでも大事な人生の財産だ。
これでまた私という人間を成長させてくれる。

感謝だ。

人生は、山あり谷あり。
何でもかかって来い。
私は弱い女じゃない、
どんなに踏みつけられても立ち上がれる女だ。
私はどんな事でも立ち向かう。
絶対に、負けてたまるか。

私の素質は私が自分で創り上げる。

今までありがとう、友(輩)よ。



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