失敗とは成長の第一歩

夕飯は夫もおらず、子供たちとゆったり過ごす。
ありもので済ませ、心にも余裕がある食後。
最近ではお手伝いもお願いするようになり、今日は張り切って自身の食べ終えた食器を運ぶ4歳の長男。

おっと、その運び方はまずい。
滑る素材のお皿の上に、割れる茶碗。
組み合わせが悪いそのお皿で出した私も悪いが、長男はやりきるまで止まらない。

キッチンの上まで運ぼうとしたその時不穏な音が聞こえる。
がしゃーーーん!!!
割れた音にびっくりし、走って私の元へ向かう長男。
動くな!と大きい声で叫んでしまう私。

お手伝いをしたかった気持ちと上手くいかなかった悲しみ、私に大きな声で叫ばれ、心の中がぐちゃぐちゃになった長男は大粒の涙を流していた。

そうだよね、頑張った。
母さんが大きな声を出したのは怒っていたからではなく、ガラスで足を怪我しそうで心配だっただけだよ。と伝えるともっと泣き出した。
割れてなくなってしまった自分の茶碗と最後まで出来なかった事の悔しさを何度も訴えていたが、涙を拭いながら話を聞き、抱きしめた事で少しずつ落ち着いたようだった。


普段ならもっと余裕なく、反応していたかもしれない。
今日は少し心の余裕があったから。
いつもこの位余裕があればなぁ。
明日も怒らず、怒鳴らず、仏の心がありますように。

#子どもの成長記録

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?