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【グラレコ参加】建設産業におけるSDGsとは

🐕前枠

 弊組織内の助っ人制度にて先輩から職場研修の運営補助にお呼ばれし、流浪の野良犬グラフィックレコーダーとして、柏崎地域振興局地域整備部に通りすがりました🐾

 内容は、『建設産業におけるSDGsとは』…SDGsビジネスコンサルタントの五十嵐悠介氏の講義と、カードゲーム『Get The Point』の二本立て構成。

(Sustainable Development Goals)

●前半パート:『建設産業におけるSDGsとは』

 SDGsそのものに加えて、地方の建設産業・土木セクションとして取り組むことの意義についても民・官の参加者へ向けて丁寧に解説いただいた前半パート。

 SDGsとは何か? に対する問いに対しては、「持続不能になってしまう社会課題を解決することで持続可能な世界の実現を目指す取り組みであり、その達成に向けた具体的なアクションを促すもの」…と色々と考えうる中での、ひとつの答えを提示いただいた。

👀個人的振り返り

 講義を受けた後…同業職種のプラットフォーム『オンライン市役所』の所属課 : SDGs×官民連携課で学んだことも含めて、改めて振り返ってみる。

・ SDGsという概念は、なぜ生まれたのか…それは、これまでの施策が十分な成果を挙げていないという現実があったからで、つまりは既存の行政の取り組みでSDGsに関する取り組みは行われていることの裏返しでもある。

・ SDGsが単なる手段の目的化にならないようにするためには…外部不経済やネガティブチェックでの使用など、一歩引いた見方が重要。理想とする未来と現状の差を埋めるチェック機能を持っており、組織外の基準で現状を見つめる眼鏡のような役割を果たせるため、自治体総合計画や施策を整理し、点検する機能も有していると言っても過言ではない。

・ ある目標を達成することが、他の目標にとってプラスである場合とマイナスである場合がある。モノをつくる人も使う人も含み、誰一人取り残さないためには、サイロ化(縦割り組織)の打破が必要であり、行政が苦手な横や外部との連携が特に重要でもある。目標ごとの相乗効果を引き起こし、トレードオフを少なくすることが根本的には求められる。

・ 2030年へのTransformingとは、単に "変革" するという意味ではなく、常識をまるっと変えることを意味する。SDGsは17コの「問い」であり、さらには「問い」を生み出す力を磨くものでもある。

 …そんな事柄をこの感染症禍を過ごす中で、日本そして世界の同業種の方々と学びを深めた形であった。講義内容からは少しハミ出してしまったが、SDGsと関わる中でこれが自分の中では大事にしていきたい想いとなっている。

●後半パート:『Get The Point』

 また後半パートで行ったカードゲームは、子どもから大人まで楽しめるワークショップ。
 資源カード(鉄・レアメタル・化石燃料・木材・動物・植物の6種類)を使って、生活に関連した10個のアイテムを生成し、そのアイテムごとに設定されているポイント数を競うシンプルなもの。

 1st ROUNDの「奪い合い競争する世界」と、2nd ROUNDの「持続させるために協力する世界」を経験・比較することで、持続へ向けた所謂 ”キレイゴト” のアクションの実践により生活満足度はどう変化するのか…参加者間で大盛り上がりになりながら理解を深めていらした様に感じた。

※ グラレコも取ったのだが、ネタバレになるとゲームの面白みが薄れてしまうので、参加者のみの共有としています。

後枠🐾

 先輩とは3年前…感染症禍に陥る直前に有志メンバーによる職場研修で『SDGs2030』を企画・自主開催したので、久しぶりのクワダテは楽しかった。
 SDGsについての弊組織のアクションは、他組織と比較しても決して早い方とは言えず…内部メンバーもまだまだ難しく考えがちであるかもしれない。

 ゲームから学んだことも、実践にまで到達しなければ意味が無いので…今後またこの様な企画をするにしても "研修転移" を誘発しなければ。
 講師の力強いメッセージを、拙い出来ではあるが自分なりに表現したグラレコで微力ながらブーストできていたら幸いでした。参加者の行動変容の一助になれたら。


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