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【1000の日々】888/1000


20240424

888の日。目がぐるぐるしますね。

8ということで。
8年間ほどある博物館に所属していい仕事をして、最近別のところに転職した、という優秀な学芸員がいる。当時その方の採用に関わったという立場の人とたまたま話をする機会があって、あいつは8年しかいなかった、定着しなかった、とまるで裏切られたかのような表現をしたのでびっくりした。もしもし、大丈夫ですか?8年もいたんですよ?今は2024年ですよー、1984年じゃないですよーと心の中で思わず呟いたが、たぶんその人は年齢的に、まさに40年前、1984年ごろに今も在籍しておられる組織に雇われたんだろうなと気づく。

そしてさらに気づく。まあ年齢じゃないな。その時々のマジョリティの発想というものはいつもあるけれど、こういうのは究極的には生き方の問題。40年前だって数年で転職するひとはいたはずで。それが多かろうが少なかろうが、個人の生き方の問題。当たり前のこと。

いま、組織の未来を左右する人事を握る人は、さすがに80年代マジョリティの感覚じゃない人の方がいいと思う。あるいは個人としてそういう感覚の生き方でも、仕事の時はさすがに切り替えた方が良いのでは。

私が話をしたその人は5年後も、どうかすると10年後も、まだそこの人事を握っていそうなだけに、余計なお世話ながらも強く思う。

10年の間にさらに何人か転職したら気づく、ってこともあるのかな。ないのかな。なんであれ、個人的にも応援しているその博物館の未来がちょっと気にかかる。

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