【1000の日々】874/1000
今日は大荒れ、の間にウソみたいに陽がさす日。
未来の企画に関する重めのミーティングがひとつ急にキャンセルになったので、終日、喫緊の課題山積みのカタログ校正に没頭する。最後の最後でサポートに入っている年譜はやはりなかなか手強い。どうしたものか。
校閲の方にも相談してみる。あちこちに爆弾があるとわかる。まあそんなものだ。ミーティングに行くはずだった時間を使って某美術館図書室に再度資料を確認しにいく。ギリギリまでやれることをやる。それにしても今回は本当にギリギリで、もはや余裕の笑いさえ出てくるようになった。1週間後に下版、つまり印刷し始めるのだが、いまやっている作業は下版1ヶ月前に終わっているべきものだ。
いや、2ヶ月前におおよそ終わっているべきなのにまだ終わっていない作業なんかもあるので、年譜はまだマシではある。その終わっていない事柄は、抱えている本人以外のどんな他人にも手伝えない領域のことなので、どうにもならない。
今日はカタログの表紙やカバーのデザインが上がってきた。とてもいい。普通なら「束見本」という、実際に使う用紙でできた本の見本がすでにあって、そこにカバーのプリントアウトを巻いてみて、大いに盛り上がったりするのだが、今回はモニタ上だけで盛り上がる。このギリギリすぎる進行の修羅場を全く感じさせないデザイナーの底力。
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