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【宿泊施設向け】Instagramの写真撮影と投稿のネタ切れに悩まなくなる方法

皆さんもご存知の通り、今や多くの宿泊施設がInstagramを運営しています。投稿する写真はプロのカメラマンに依頼できれば一番良いですが、限られたリソースかつ社内のメンバーだけで撮影から投稿までしなけらばいけない場合が往々にしてあると思います。

この記事では「あぁ、どんな写真を撮影して投稿すればいいだろう・・・」と悩んでしまう方向けの記事です。ちなみにプロのカメラマンに依頼する場合のディレクション方法に関してはこちらの記事を参考にしてみてください。

小規模宿泊施設のオーナーの方からのご相談でよく聞くのが「撮影や投稿するネタがないんだよね」ということ。結果的に、空室状況のご案内や季節の料理だけを投稿するアカウントになってしまうところも多いのではないでしょうか。

私の所属する一般社団法人がまちづくりの一貫で4月にカフェを開業しました。今はカフェの運営に集中しているので宿泊施設のサポートはしておらず、実例がカフェになってしまい恐縮ですがやることは一緒なのでご安心ください。リールやストーリーズも手が回せたらもちろん良いのですが、まずは投稿だけでも・・・というかた向けの内容です。

本当は私もプロの方にご依頼したいのですが、予算の面とシーズナルの情報をスピード感持ってお知らせしていきたいので自分で撮影して自分で投稿するスタイルにしました。

撮影はスマホでもいいけどカメラがあった方が便利

まずは、撮影に関して。お持ちのスマホでも人によっては素晴らしい写真が撮れると思います。私はそのようなスキルがなかったのでカメラを購入しました。リコーのGRIIIxというカメラです。現在だと20万円ぐらいしますが長期的なInstagram運用を社内で実施することを考えると安上がりだと思います。

もし不安であればレンティオなどのレンタルサービスを活用して試してみるもの良いでしょう。

私はカメラについても撮影に関しても詳しくありませんが、このカメラはパッと撮るだけで想像以上の仕上がりになります。今までiPhoneで撮影していたのですが頭の中のイメージと撮影したものが全く違っていました。GRIIIxにしてからはどのようなシチュエーションでもイメージに近い写真になったので心からおすすめします。

風景写真


食べ物を真上から撮影した写真


店内写真

Pinterestや写真集などで自分の好きな写真の構図を見て色々試していくだけで少しずつ上達していきます。また、宿泊施設の館内でも自然光が入るところ、ライトアップされているところなど場所によって仕上がりが変わってくるので、その特徴を掴んで撮影していくことが大切です。

撮影のネタ切れを防ぐ「構成要素リストアップ」のすすめ

飲食店でも宿泊施設でも、そのお店はさまざまな要素で構成されています。例えばカフェだと「空間」「ドリンク」「フード」「器」など…下記は例として要素を挙げてみましたがもっと細かくできるはずです。食べ物は食材もありますし、空間を演出するお花などもたくさんの種類がありますよね。

構成要素リストアップの例

このようにリストアップしてみると「今日は空間に関して撮影するか」とか「アートについて何も説明していなかったな」とか撮影して投稿したい内容が出てくると思います。1日で複数の写真を撮り溜めてもいいですし、毎日1枚撮影して投稿すると決めても良い。このリストさえ作っておけばあとはランダムに投稿していけばネタ切れに困ることはなくなると思います。

時間や気候、季節を入れることで、被写体は一緒でも違ったものになってくるので、より選択肢が広がります。

構成要素を視覚化するメリット

お客様とのコミュニケーションで、自施設の魅力を説明する際もこのリストは役立ちます。

①自施設の構成要素をリスト化する

②構成要素を深堀りしてどういったことをInstagramの投稿で伝えるか考える

③その過程で学んだ構成要素(商品)のウリをお客様との会話の中でも説明する

というように自施設の魅力を見つけて、その魅力を説明する流れができます。リストをGoogleスプレッドシートで作成して全員が閲覧できる状態にしておくと共有まで一挙に行えます。

最後に上記方法でどのような写真を撮影してきたのかを参考までに掲載しておきます。

↑上段の真ん中はパンの生地です。実際に取扱させていただいているパン屋さんに行って、生地や焼いている様子まで撮影させていただきました。引きの風景や寄りの商品など緩急を作ることで一辺倒にならないようにしています。

↑下段真ん中の写真は店内で提供しているパイシューを撮影。商品だけの撮影も良いですが、少し”人感”を入れることであたたかい印象になったり、滞在していることがイメージしやすくなります。

↑下段左の写真はトークイベントを実施した際の様子。店内でイベントをした時もシャッターチャンスです。

写真があることで、投稿内容を考えやすくなります。下段真ん中の写真だとロールケーキの紹介はもちろん、有田焼のお皿についてフォーカスして説明することもできます。

今回はカフェでの例となってしまいましたが、宿泊施設もやり方は一緒です。少しの工夫でInstagram運用の内製化がしやすくなりますので、ぜひ実践してみてください!

OPERATION REPORT[オペレーション レポート]は30室以内の小規模宿泊施設オーナーやそこで働くスタッフの方に向けて記事を書いています。運営に役立つ情報をオペレーターである私が学んだこと、実践していることを紹介しています。

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