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須田幸太を追いかけていたら都市対抗野球にすっかり魅了されていた。

プロ野球もイレギュラーなシーズンを終え、もうすぐ日本シリーズが開幕。
セリーグはジャイアンツが連覇を成し遂げたわけですが、ホームで日本シリーズを戦うことはできません。


なぜなら、都市対抗野球が開催されるから。


ジャイアンツファンからは「譲れよ」という声が聞こえて来そうですが、オリンピックが開催される前提で去年から決まっていたことなのだから仕方ないこと。
そして都市対抗野球はまさに"都市"と"社会人野球"の一大行事なのです。

こんな風に言いますがわたしも昨年はじめて都市対抗野球を体感した、いわば超ひよっこ。
きっかけをくれたのはある選手。
今日はその話をさせてください。


ある選手とは、須田幸太、その人。

1986年7月31日生まれ、茨城県石岡市出身。
土浦湖北高校→早稲田大学→JFE東日本→横浜ベイスターズ(入団当時)→JFE東日本。

わたしが彼の存在を知ったのは確か2016年のシーズン終盤。
推していたイーグルスの永井投手が2015年を以って引退し、「フォームや持ち球が好みで、推せるピッチャーいないかなぁ」とセパ問わず試合中継をチェックしていた頃でした。
tvkのベイスターズ戦中継だったかと思いますが、ピシャリと投げ込まれるストレートに、ルックスもええやん(何様)、と見ていて気になる存在に。
とか言ってたらその年のポストシーズン、カープとのCSファイナル第3戦のアレですよ。
その日はリアルタイムで映像は見れてなかったものの、ツイッターのタイムライン追ってるだけで大興奮でした!!!


(梶谷選手のガッツにも泣ける…)


「せっかくなら生で投げている姿を見てみたいなあ」と思いつつ、2017年からはイーグルス戦だけでなくベイスターズの試合にも足を運ぶようになるも、自分が見に行く数日前に一軍から抹消されたりで一度もその姿を見ることなく、2018年オフに戦力外通告。
プロ野球を見るようになって、好きになった選手をこの目で見れない、という経験が初めてだったのもあってめちゃめちゃ悲しかったし寂しかったし、後悔。
トライアウトを受験するも、しばらく去就がわからずやきもきしていたら古巣のJFE東日本に復帰、との報が。
そして「都市対抗野球で優勝」という新たな目標への日々がスタートしたののでした…
「プレーを見られるチャンスがまだある!それにしてもどでかい目標立てたな…」なんて思いましたが、この人本当に達成しちゃうんだからすごい。

地区予選は日程が合わず見に行くことができなくて、勝ちをただただ祈る日々。
わたしの祈りが通じたのかは定かでないけれど地区1位の成績で本戦出場を決めたのです。
そしてそこからの勝ち上がり方もとにかくドラマティック。
詳しく知りたい方は去年書いたブログをぜひ。


勝ち進むごとにどんどんとチームも、応援する側も盛り上がっていくのを肌で感じて、「なんかすごい瞬間に立ち会ってる…!」そんな日々でした。
5試合中4試合現地に行くことができて、JFE東日本というチームの良さを知れたし、須田さんにサインいただき2ショ写真も撮っていただき、ファンレターと差し入れも渡したし、ていうか戻ってきて大会MVPまで獲っちゃうし、なんかもう全てが熱くて濃くて、大会が終わった後抜け殻のようになってしまうくらい(ロス、ってやつですな)、ある意味"ひと夏の恋"のような。大会終了後に引退するんじゃないか、という噂もあったのでなおさらでした。

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(はぁ…今見ても幸せ感じる…)


結局引退することなんてなくて、なんなら右肘のクリーニング手術とか受けちゃってやる気満々!
ツイッターのプロフ欄に「先発目指します」みたいなこと書いてたときはびくりしたけど(※今は「今年も抑えロングになりそうです。笑」に変わっています)w

というわけで須田さん見たさに東京ドームに通っていたのですが、気づけばすっかり社会人野球の、都市対抗野球の虜になっていたのです。


なぜなのか、わたしなりにポイントをまとめてみました。


1."わが町"の特色溢れる応援

「都市対抗」というくらいですから、各チームは自治体を背負って乗り込んで来る訳です。
時には市長やご当地キャラが応援に駆けつけることも。

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(去年はチーバくんに会えました!)


さらにその土地伝統のお祭りの囃子方のみなさんが来て盛り上げてくれたりも。

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「自分の地元にあったあのチームは出場しているのかな」とか「今住んでるとこの代表はこのチームなのか」という視点でチェックしてみるのもいいかもしれません。
ちなみにわたしは東北出身なのでどうしても東北びいきになってしまいますし、今住んでる川崎市は東芝強いなー、なんて思いながら見てます。



2.社員OBOG家族に関係者大集合の応援団

都市対抗野球一番の特徴と言ったら「チーム席」の存在でしょう。

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わたしのようないちファンでも試合前に「応援受付」という列に並ベばチケットがもらえるのですが、基本来ているのはその会社の社員さんやOBOG、関係者、家族の方々。
選手によっては同じ部署の方が個人名の横断幕を打席の際に掲げてくれたりもするんですよ。
バッターが打ったとき、ピッチャーが抑えたときの歓声や盛り上がり、一体感はプロ野球以上?というか、ひと味違うアットホームな感じもあって。
さらにはブラスバンドの迫力満点の演奏も。
バックネット裏の特別席でフラットな目線で見るのもいいですが、この応援を体感するのもアリだと思います◎



3.この人がプロへ、あの人もプロへ

そう多くないとはいえ、プロ野球の世界へ行く選手も何人かいます。
「今プロで活躍している◯◯選手も社会人野球出身で都市対抗出てたのかー」「この選手はプロ注目とか言われてたな」とかそんな視点で楽しんでみるのもいいかもしれません。

ちなみに去年、大阪ガス時代のコブちゃん(小深田大翔選手)を見てたんですよ!

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(2番ショート小深田)

でもあんまり印象には残ってませんでした…←(ブログ用にメモを取ってたけど記載なし)

あとはJFE東日本でいうと、今川選手!!!
北海道日本ハムファイターズ、ドラフト6位指名おめでとうございますーーーーー!!!!!
去年見てたし、大卒時は指名漏れで悔しい思いをしてたのを知ってたので本当に嬉しかった…
そんな選手のプロ入り前の姿を見ることもできます。

さらにさらに、OBであるプロ選手も観戦に来るとか来ないとか…?(わたしは遭遇しませんでしたが、目撃情報あり)



と、3つのポイントを紹介しましたが、今年は新型コロナウィルスにより、開会式なし、全席指定席の前売り券のみ、応援団による応援もなし、ということでわたしが魅力と感じたもののほとんどがない状態での開催なのです…それでもまずは大会が開催されることに感謝し、こちらも協力しつつ楽しめればなと思っています。
そして何より選手の皆さんの健闘を祈ります!!!あと須田さんが投げるところはもちろん見たいけど球数とイニング食い過ぎませんように!!!←
観戦しての気づきなどあればまたnoteに書きますね。



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