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腰痛に向きあって全身に働きかけるプロセスは「組織開発」に似ている?!
(このブログは、あくまでも個人的な見解を述べたものです。腰痛の治し方や顔ヨガの効果についてマネされても責任は持てませんのでご了承ください。)
せんだって、わたしの師匠である、立教大学経営学部の中原淳教授のブログを読んで、おお!わかる!そういうことか!と思いましたので、そのアンサー・ブログ(!)を書きたいと思います。アンサー・ブログなので、体裁も表現もマネさせていただきます。
中原淳先生といえば、人材開発・組織開発界隈の方にとっては知らない人はいない著名な研究者です。その中原先生が先日のブログで、長年不調であった原因不明の腰痛と向き合った結果、回復しつつあり、その経験から「わたしの体もシステムだったのだ」と書かれていたのです。
わたしももう長いこと、腰痛(なんなら背中や首の痛みも)に苦しんでいるのですが、あることをきっかけにここ1ヶ月で回復に向かってます。中原先生のブログを読んで、確かに、「わたしの体はシステム」であり、そこに向き合い回復する過程がまるで組織開発じゃん、と思いました。
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先生のブログを要約すること、こうです。
中原先生は、ひどい腰痛に悩まされていました。それは、電車の中で突然崩れ落ちるほどでした。もちろん病院に行き検査をしましたが、どこも悪くないという結果に、さらに腰がもげました。
研究者である中原先生は、腰痛を「課題解決」ととらえ、「探求」することにしました。
まず腰痛に関する先行研究を調べました。が、結果はやはり「わからない」。先生はここで諦めることなく、「研究方法論」を考え始めます。と、ここからはやや難しくなるので飛ばします。
先生は腰痛を「腰の問題」ととらえることをやめました。全身の筋肉の画像を見ながら、いろんな筋肉を動かして腰痛がどう変化するかという「介入」をひたすら、毎日繰り返し、探求しつ続けたのです。
最終的に、先生はこういう結論に至ります。
腰(広背筋)が痛いときには、たいてい、胸(大胸筋)のあたりもいたいし、背中(肩甲下筋)も、腰(腸腰筋)も、肩(僧帽筋)も痛い、という連動性を発見したことから、浮かびました。要するに、「どこかの部位」で「何かの障害」が起これば、それを「かばう」ように、他が動きまくり、今度は、そこに痛みを感じるようになってくる。それがやがて全体に伝わり、さらに腰が痛くなる。
「何かひとつ」だけが「原因」ではない。むしろ、筋肉すべてはつながって、システムを形成している、のだと実感をもつことができました。
体はシステム!全身を動かすと腰痛が改善される!ちゅどーん、と驚かれたということなのです。
先生のブログはこちら。詳しくはこちらをご覧ください。
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さて、わたしも、まさに同様なことをこの1年で経験していました。
私と腰痛の付き合いは、中学2年生の時に「ぎくっ」とやってしまった時からでして、40年近くになります。体が硬いのにダンスなんてものが長年の趣味だったため、程度の差はあれ腰が痛くない日はなかったです。マッサージも鍼もお灸も含めてなんでもやりました。
30歳を過ぎた頃からは、首の痛みも出るようになり、40歳を過ぎた頃には背中も痛むように。朝起きた時が特に辛くて、朝の通勤電車は地獄でした。ほんとはどこか内臓が悪いのではと考えておそるおそる検査もしましたが、異常は見当たりませんでした。ガチョーン!
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コロナ禍でリモートワークがメインとなると、運動不足でまた痛みがひどくなりました。と、同時にzoomに映る自分の顔のたるみが気になるようになり、どんどん気持ちが塞ぎました。そこで、周りにヒミツで、「顔ヨガ」なるものを始めました。この時は、これが腰痛に効くなんて思ってもいませんでした。
「顔ヨガ」は、僧帽筋・胸鎖乳突筋・側頭筋などなど頭部周辺のたくさんの筋肉をほぐしてから、ムンクの顔😱をしたりベロ👅を前に出したり、およそ人には見せられないような顔をして、筋肉をほぐし、伸ばし、鍛えます。
(これ、今やわたしも夫も、毎日やっております。絶対にヒミツだけど。)
その顔ヨガを1年近く続けてきて、「あれ?」と思った瞬間がありました。顔のある部分の力みに気づいたのです!それは・・・
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あごです!!!あごから頬骨のあたりがいつも緊張している状態で、寝ている時もぐっと歯を噛み締めていました。
顔ヨガの先生いわく、顔ヨガで一番重要なのはあごの緊張をとることだそうで、この緊張を完全にとるのには何年もかかることもあるらしいです。そして、ここから頬のたるみや首のシワにつながる・・・ちゅどーん・・・
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あごの力みに気づいたわたしは、どうしたらこの部分の緊張が取れるのか、試行錯誤を重ねました。
研究者である師匠は、先行研究を調べていましたが、わたしは実践者らしく(?)、自分の体中に意識を向けて、いろんなことをやりました。
あごの緊張を感じ、全身を感じ、緊張している部分はもみほぐし、意識的に力をぬくようにしました(ダンスをやっていたせいか、緊張している部分がわかれば力を抜くことは割と簡単にできました)。あごの緊張を抜いて歩くと、肩がスッと下りて、歩き方や使う筋肉も変わってきました。モモの裏、お尻の筋肉も関係している感じがしたのでジムにも行きました。徐々に体の左右前後のバランスにも意識が向くようになりました。▼
痛みの変化に気づいたのは、意識的にあごの力を抜くようにしてから早くも3日目くらいのこと。朝起きた時に、背中の痛みがいつもより軽くなっていたのです!
それから1ヶ月、背中の痛みはほぼなくなり、首や腰も軽くなってきました。肝心のお顔のタレの方はというと・・・なかなか変化はありませんがちょっと上がってきたような?!
そう、まさに、体は全て、つながっているのです。システムです。
体の中の緊張に気づき、ゆるめ、ほぐし、伸ばし、鍛えていくと、腰の痛みが消え、全身が正常に回り出す。そんなことを今まさに感じています。
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さて、最後に、話は飛びますが、この話を職場(チーム)に当てはめて考えてみたいと思います。
わたしが関与しているある会社で、マネジャーと若手リーダーがペアとなり、職場(チーム)をよくする、いわゆる組織開発的な取り組みをしています。
職場にはたいてい、「問題」とみなされるメンバーがいます。発言しない若手社員、反抗的な中堅社員、やる気の見えないシニア社員、などなど。
そんな問題のあるメンバーを「ターゲット」として、そこに矢印を向けてその人を変えようとして取り組むAチームと、
そのメンバーを「ベンチマーク」として、そのメンバーがイキイキ働く職場とはどういう職場なのかを考えて取り組むBチーム、
どちらが結果が出るでしょうか?
答え:
短期的・一時的・部分的にはAチーム
長期的・チーム全体としてはBチーム
Aチームは、「ターゲット」である問題社員そのものに光を当て行動を変えるように指導するので瞬間変わったように見えるものの、すぐまた元に戻ったり、別の問題が起こったりしがちです。腰をマッサージしたり、薬を塗ったり、手術したり、ということと似ている感じですね。
Bチームは、特定の誰かを問題社員とは捉えず、あくまでもチームの状態を表す「ベンチマーク」としてそのメンバーへの関わりを考えます。例えば、上司が怒らないようにするとか、チーム内のコミュニケーションを増やすとか、仕事を任せるとか。するとなんとなくチーム全体が変わり、ベンチマークの方の行動も変わっていくという変化が起こります。さらに、その変化を目の当たりにした上司が「マネジメントとはこういうことか!」と上司自身も気づいて変わっていったりします。
腰の痛みを全身の状態を測るベンチマークとして、そこにつながる筋肉の緊張をゆるめ、ほぐし、必要な筋肉を鍛えていくと、痛みが消え、そして徐々に顔も上がっていく・・・!!!
「痛み」を全身の体調のベンチマークとし、そこにつながる部分をゆるめ、ほぐし、鍛えることで痛みが消えていく。徐々に元の状態に回復し、やがてそれぞれが力を発揮するようになる!!!
もちろん、腰痛の原因として具体的な病名があり、すぐに外科的な療法が必要な場合はこの限りではありません。
書きながら明確になってきたぞ。うんうん。
そうか・・・
みんな、システムだったのだ!
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ちゅどーん(笑)
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今日は、師匠・中原淳教授の「腰痛日記」ブログに対して思ったことから、「わたしの腰痛日記」を書いてみました。最後、飛びましたが、何かちょととでも伝わっていると良いのですが。
自分の身体とも、自分のチームとも、うまく付き合うしかないんだよ。
人生はつづく
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中原先生へのアンサー・ブログでした!
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