完全オンラインの通信制芸大の勉強はこんな感じ
現在、完全オンラインで卒業を目指せる京都芸術大学の通信制(イラストレーションコース)で勉強しています。
今では当たり前のようにそう言っていますが、キャンパスに一度も通学しなくても卒業できる大学があると知ったときは、正直ちょっと戸惑いました。私は過去に別の通学制の大学を卒業しているので、在宅で大学の勉強をするイメージができなかったからです。
実際にやってみると好きなことを好きなタイミングで学べて楽しいし、大学の仕組みも画期的だと思います。ただ、授業も課題も自分で進めるので、もちろん大変な部分も。
ということで、完全オンラインの通信制芸大の勉強はどんな感じなのか紹介したいと思います。
学習スタイル
完全オンラインなので、大学の勉強をしているときは基本的にパソコンの前に座っています。動画で授業を見る科目が多いです。
私はノートパソコンの画面の上にもう1つディスプレイを設置して、上の画面で授業の動画を流し、下の画面でノートを取って勉強しています。
入学当初はノートパソコンの画面を2分割して作業していたものの、作業しづらかったのでディスプレイを買い足していまのスタイルに落ち着きました。
ノートは結構しっかり取っているつもりですが、授業の内容が濃い&課題が難しくて大体どの授業も動画を何周か見ています(1科目の動画の長さは計6~8時間くらい)。
授業はライブ配信ではなく録画された動画なので、いつでもどこでもマイペースに勉強できます。私の場合、仕事や子どもとの時間を終えた夜中に勉強していることが多いです。
単位数・科目
3年次編入学をした私が最低限取得すべき単位数は、以下の通りです。
所属しているイラストレーションコースの専門科目は、48単位あります。
これらはすべて必修で、イラストを制作する課題が必ずあります。
専門科目以外にも、いわゆる教養科目の単位を取らないといけません。教養科目は好きな科目を自分で選べます。
3年次編入学の場合、卒業に必要な教養科目は14単位(学部共通専門教育科目から12単位+自由選択で2単位)です。
余談ですが、1年次編入学の場合、卒業に必要な教養科目は76単位(学部共通専門教育科目から12単位+自由選択で64単位)。専門科目の単位数は同じですが、教養科目のボリュームが多いです。
ちなみに、京都芸術大学 通信教育部には一般公開用のシラバスもあるので、科目の概要は誰でも閲覧できます。
授業の流れ
基本的に、授業は「動画で勉強して課題を出す」という流れです。
テキストを参照したり、紙に絵を描く演習があったりする場合もあります。
細かく説明すると、私が勉強している大学の通信制の授業の流れは5パターンあるのですが……
私が所属しているイラストレーションコースの専門科目はWSかTWであるゆえに、卒業に必要な単位を完全オンラインで取得できるということです。
5パターンのうち通学が必要なのは「スクーリング」のSのみなので、教養科目もS以外で取り切れば、本当に一度も通学せずに卒業できます。
課題の様子
授業の内容を踏まえた課題が出るので、イラストを描いて提出します。
課題の一部としてイラストについてテキストで説明する書類の提出も求められており、レポートの要素もあります。
課題は時間がかかる内容が多く、難易度も高めです。大学の説明ではイラスト未経験でも入学OKとされているものの、手取り足取りすべて教えてくれるという感じではありません。
私も初心者で入学した身なので、授業の内容以外にもいろいろ調べながら課題に取り組んでいる日々です。
提出したイラストには、プロのイラストレーターの先生からコメントがつきます。TWには添削もあり、先生がイラストに描き込んでどうすればより魅力的になるか教えてくれます。
これまでに提出した課題の数はまだそれほど多くないですが、ほとんどの先生がすごく丁寧に評価してくださる印象です。
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私が学んでいる通信制大学の授業はこんな感じです。自分の興味があることを自分のペースで勉強できています。
課題は難しくて悩む場面も多いですが、自分のできる限りを出し切って仕上げたイラストから得るものは多いです。プロによる添削からはたくさんのことを学べますし、自分自身で気付くこともたくさんあります。
もうすぐ課題提出の時期なので、引き続き頑張ります。
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