誰だって優しさに包まれたいよね、サボテン野郎でもね。
相手は悪くないと分かっててもムスっとしてしまったり、謝りたいのに意地を張ってしまったり、自分が悪いのに他人のせいにしてしまいたくなることもある。
人間だもの。
そんな時の私はサボテンだ。
とんだサボテン野郎だ。トゲトゲしていて、誰も近づけないし、自分も人もそのトゲで傷つける。
誰だって近づきたくないよね。
トゲは大抵トゲで返ってくるしね。
そうなっても誰のことも責められないし、自業自得だよね、ってなる。
だけどそんな時、トゲでさえも優しさで包まれたら。
完全に自分に非があっても「あなたは最高だよ!」って言ってくれる人がいたら。
ふてくされているだけの自分にそれでも「あなたにはいいところがたくさんあるんだよ!」って言ってくれる人がいたら。
最悪な自分を見せても「大好きだよ!」って言ってくれる人がいたら。
トゲでさえも包んでしまう優しさがある。トゲ包むの、難易度めっちゃ高いけどね。
旦那は私を優しさで包むのがうまい。
私がサボテンだったら旦那はプチプチだなと思う。あれ、みんなが大好きなプチプチだよ。
きれいなお花に優しく出来る人はたくさんいるけど、
トゲをもったサボテンに優しくできる人は多くない。
心に余裕があって、優しさがあり余っていて、それから心にふわふわしたクッションみたいなものを持っている人。
※※※
トゲを持っているサボテン野郎には優しくしなくてもいいと思う。そんな義務はない。だって、トゲ怖いんだもの。
だけど、優しさはトゲより強い。
トゲが優しさに包まれたら、心がきゅーっとなって、何かがジワんとしみ出て、トゲがほにゃほにゃーっとなって、安心に包まれる。
トゲを包む優しさの三要素は
1. 否定しないこと
2. いいところに気づかせること
3. 愛していることを伝えること
この3つだなと思うよ。
なんで分かるかって、私は旦那に包まれているからだよ。
※※※
トゲを見つけたら、一に近寄らない、二に優しさで包んでみる、という気持ちで生きてみようと思うよ。
私だって何回かは誰かの人生にプチプチとして登場したいしね!
メモ: 優しさはトゲより強い。自分の心に元気があったら、誰かを包んでみよう。
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