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自分と向き合う

当院が普段サポートさせていただいているチームにはBCエクササイズを取り入れて実践して頂いております。


実践方法は練習の初めに呼吸法から始まり、エクササイズを40分くらいかけて行います。その間、中学生、高校生が無言で黙々と行います。一般的な練習といえば声を出して「盛り上がっていこー」という具合に元気いっぱい行いますが、全然違う雰囲気で初めて見た方は驚くと思います。

自分と向き合う時間

では自分と向き合うとは何なのか、それは「見えないものを探す」と言う事です。

目に見えるもの ⇒ 見た目の姿勢 動作分析 肘の高さ 等
見えないもの ⇒ 正しい姿勢 力の移り変わり 意識 感覚 体の軸

目に見えるものは「現象」で目に見えないものが「本質」です。
言い換えると「結果」と「原因」になり、「結果」にアプローチするのではなく「原因」にアプローチします。そうすることで「自然な体の使い方」になっていきます。

自然な身体の使い方はこちら


アスリートとしてそのスポーツの動きや、力の出し方、「本質」を探すためには自分と向き合い、目に見えない「力の移り変わり」「意識」「感覚」を探す事が大切です。
エクササイズの中でそういったものを『探し』その上で『気づき』を積み上げ競技に取り入れていくことで、目に見えるものに結果として現れます。結果は大切ですが原因に気づくことがさらに大切だと思います。

為末さんの記事の中に

深く内省した人間は言葉が深く鋭くなり人の心に刺さるようになる。イチロー選手の言葉が哲学的な響きを持っているのは、長時間自分と向き合い内省してきたことの表れではないかと思う。

という言葉がありました。トップアスリートが尊敬される一つの要素がこの言葉や行動の「深み」にあると思います。エクササイズや身体作りを通して、ただ競技能力を向上し、怪我を防ぐだけでなく「深み」のある人になって頂きたいと思います。

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