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「スペース」シアタースコラ 演劇の学校


シアタースコラ 2023年11月6日~11月8日
「シアタースコラ」の3ヶ月コース。演劇の学校だ。
 
今週はアレクサンダーテクニークとアンサンブルとニュートラルマスク
 
アレクサンダーテクニーク
アレクサンダー・テクニークは、F.M.アレクサンダーの発見した原理にもとづいて, 心身の不必要な緊張に気づき、これをやめていくことを学習するというものだ。

STAT公認の先生と2名のアシスタントさんがみてくれた。
おおきく二つのことを意識する。
首   力まない。首といっても割と頭に近い上の方。
背中  広く伸びている。
 
首と背中を意識すると、視野が広がり、頭が軽くなった。
「わたしは誰ですか?」というくらい軽い。
そのくらい、大きな変化が起きた。
日頃いかに、自身の思考癖が自らを遮っているのかと思い、見直そうと思った。姿勢って大事なんだね。
そして、視野がいつもより広がった。悦びもあるが、なんとも  ”こそばい”。
普段、自らベールを何層も被って生活していることに気づき、ベールを外すことで本来の自分や周りとの有機的関係が深まるであろうと思った。
同時に、恥ずかしい気持ちにもなった。でもそうすることが、明るい選択だと思うからそうしようと思う。
 
それから、行動はすぐ行わず、行う前にストップ(抑制)して(スペースを作って)から行うことも一つ。
美味そうな餌にはすぐ食らいつかず、「待てよ」といったん客観性を持つのだ。すると、落ち着いて行動できる。
 
ライダウン
新書ほどの厚さの本を頭の下に置いて仰向けに寝る。
膝を立て、腕を曲げ手をみぞおち辺りに置く。
しばらくそのまま。
そのあと、どちらかの肩を下に、姿勢を変える。
起き上がって、歩く。
→ 視野が広がり、周りもより見えて、落ち着いて歩ける。
 
何をするかではなく、いかにやるかを考える。
どうやったら成り立っているのかを考える。
 
必要な姿勢と客観性を持つと、自他ともに親交を図れる。
 
アンサンブル
身体をたくさん動かした。
腕立てや逆立ち、二人になって倒れてくるのを瞬時に支えるなど行った。
たくさん動いて、身体が ”このくらい動くのがちょうど良いよ” と言っている。そのあとのストレッチも心地よかった。動くからストレッチするとういう循環が ”理に適っている” 。
二人で短冊を取り合った。一本のラインに二人立ち、短冊を持つ。先にとった方が勝ち。戦い方も人それぞれで、見ているのも、やるのも楽しい。ゲームで戦うのは健康的で楽しい。
 
ニュートラルマスク

マスクを着け、浜辺に立っていると、海が入ってくる。
“海が入ってくる” って?
海になれたけど、海は入ってこなかった。
与えられた課題を素直に受け取ってやってみることはとっても大事だ。程よいスペースを作ってね。
眼を開けてやっていたら、海になれず閉じた。
 
Element4
水 Water 地 Earth 火 Fire 風 Air 4つのElementになる。
今回は水と地をやった。
水を観察する。水はどんな風に動いているか。
観察して、改めて水の柔軟性を感じた。水はいかようにも馴染むのだ。
水は ”けなげ” 泣きそうになった。
 地は岩、植物、樹木、地面など。
 水や地にみえる動きを見つける。
それぞれの性質やそう見えるラインについて考える。
自然のことになるとテンションがあがって楽しい。
 
今週は姿勢と自分にスペースがあることが大事だと再確認した。
ちょっとしたスペースを作ると、なんでも味わえる感じがして心地よい。

来週も楽しみだ。

写真は、群馬県片品村の林檎「名月」 
"おいしいよ"