「知っていること」よりも「違和感」を信じろ!

先程、13回目の英語のレッスンを終えたところなのですが、これは開眼!と思ったことがあったので、書き留めます。

時々英文の構造がわからないとき、意味がつかみにくいことがあるのですが、そこに共通点があることに気付きました。
そのうちの一つは
知っている単語があるとき。

知っている意味で読んでしまい、わからなくなる。知っているから辞書を引かない。疑問のまま、無理やり読んでしまう。

例えば……

In the soft, clear light of Provence, France, Vincent van Gogh saw the crisp skies of Japanese woodcut prints. The almond blossoms, gnarled trees and irises that dotted the French landscape reminded him of nature scenes painted in Kyoto. And in the locals who drank in cafes of Arles, he saw resonances with the geishas and Kabuki actors of a country he’d never visited.
(引用元:NYTimes Van Gogh Never Visited Japan, but He Saw It Everywhere

ゴッホが、フランスで日本の風景に思いを馳せるという文章。この太字の部分なのですが、私はwhoが誰のことなのか、in the localsがどこのことなのか、うまくつかめずにいました。しかも芸者、歌舞伎役者、のような単語がでてきます。
その前の文章では、ゴッホがアーモンドの花(有名な絵がありますね)などを見て、京都の風景画を思い出すとあります。その続きだから似たようなことなのだけど……?

結論から言います。
localという単語。これには「地元住民」という意味があります。
だから、whoは地元住民であり、アルルのカフェでお酒を飲んでいる地元住民の中に、ゴッホは芸者や歌舞伎役者を見るのです。
そう見ると、ごく簡単な文章。

それなら、なぜ迷ったのかというと…

私はlocal=「地元」という知識しかありませんでした。人を表すと思っていないから、辞書を調べることもせず、そのままの意味で読み取ろうとして、わからなくなったのです。

友人先生に尋ねられました。「そう思って読んで、違和感はなかった?」と。
ありました。大いに。芸者?歌舞伎役者??風景に?芸者??と。
先生いわく「そういうときは自分の知っている意味よりも、違和感を信じた方がいい」。

英単語には(日本語よりもはるかに)色々な意味がある。ときには、正反対を表すこともある。だから、十分な知識を持つ先生も、違和感をおぼえたら調べる、とのこと。

今回の例も、もし調べていたら、最初に載ってるんですよね。

違和感を信じろ。

それって英文に限らず言えることかもしれない、とふと思いました。自分の経験値が低いことなら、ことさらに。

あーー英語の勉强おもしろい!
もっともっと頑張ります。

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