見出し画像

ヌカヅケ小説         ヌカヅケのヒッ! NO.6

つばの広い麦わら帽子。足首まであるシルクのワンピース。籐のバッグ。


それらに身を包み、海に行きたいと強く思い、気付けば両手に一本ずつヌカヅケをつかみ、平井商店街へ向かって走っていた。

くったり曲がったキュウリは、カマキリの鎌のごとく障害物をけちらせながら、わたしを商店街へと導いた。


写真 : 平井商店街を走るわたし

いらっしゃいませ。 いただいたサポートは多圭智みき変態ワールド妄想に使わせていただきます。