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読書記録6 子どものデジタル脳完全回復プログラム

今や小学生でさえ授業で一人一台電子端末を利用するようになり、パソコン、携帯、タブレット、電子書籍などなど、デジタルガジェットは私たちの生活に溶け込み、もはやデジタルデバイスと共に成り立つ日常。学習ゲームもありますし、電子書籍で読書もできますし、YouTubeで英語や様々なことも学べるこの時代、子供にデジタルデバイスを与えるメリットも感じる一方で、デジタル機器が私たちの生活を蝕んでいることにも気づかない状況。子供を育てるご家庭の親御さんは特にデジタルデバイスと子供の成長・発達について気になっているのではないでしょうか。
気になっていた一冊を読了しました。

・スマホやタブレットを使う子どもの脳は「発達が止まる」
・感受性の高い子どもや精神疾患を持つ子供だけではなく、どんな子どもに
 も悪影響を与える可能性がある
・デジタルスクリーン症候群が増えている
 →デジタルスクリーンのメディアにさらされることで生じる一連の症状
  で、過覚醒(戦うか逃げるか)状態と気分の変調が特徴
・ほとんどの場合は、デジタル機器を断つことによって精神疾患は解消され
 るか、劇的に軽減される

本文より

電子端末を使うと本を読むのが遅くなり、記憶力や理解力が低下する

本文より

教育用ソフトウェアが学習や脳の発達を促進するという確かなエビデンスはまだ存在しない一方で、コンピュータの使用が学習や脳の発達を妨げる可能性があるという明確なエビデンスの方は増えてきている

本文より

テンポが速い、鮮やか、画面サイズが大きいほど「依存」が高まる

本文より

・双方向(スマホ、パソコンのように常に操作するタイプ)のデジタル機器
 は非常に刺激的
・「内容」よりも「量」が問題。「双方向スクリーンタイム」が「受動的ス
 クリーンタイム」よりも、より多くの機能障害を引き起こす

本文より

本書はまだまだ勉強になる部分が多く、子育てする身として考えさせられることが多くありました。デジタルデトックスのメリットが十二分に記載されている本書ですが、いざ、デジタルデトックをしようと意気込むには、それ相応の覚悟が必要にも感じました。

デジタルデバイスとの付き合い方については各ご家庭それぞれ考え方があるかと思います。与えるのは容易ですが、今一度、デジタルデバイスの功罪や使用方法について私自身や子供のためにも考えてみようと思います。

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