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0.0001%は奇跡の証拠として有効?

自分でやると決めたことに関して、どんなエネルギーをのせるといいんだろう?とカードにアドバイスを聞いた。

タロットカードを原型とするものを使っているので78枚1セット。大アルカナ22枚・小アルカナ56枚。5つのことに関して1枚ずつ選んだ。

大アルカナというのはエネルギーが強いカード。例えて言うなら真夏の真っ昼間の日差し。くっきりはっきりメッセージ性が強い。

小アルカナは少しオブラートがかかったバリエーション豊かなエネルギー。朝焼け・夕焼け・薄曇りや春秋の心地よい日差しなどのイメージ。その種類が豊富。

選んだ5枚全て大アルカナだった。この確率はだいたい1/1000。見えない世界とつながりやすいけど、カード初心者の人に依頼されて5年間リーディングをしたのは先月。その時も5枚とも大アルカナ。

手元にカードデッキがやってきたのは2月。5枚選択のリーディングは2回しかやっていないけれど、その全てが大アルカナの確率は100万分の1。

人間界で言えば奇跡という範疇に入るんだろうな。うわ、すごい!と人間部分の私が声を出していたけれど、俯瞰視点の私は「ほらね」とエゴに少し挑戦的な笑みを投げる。

このカードとの相性が良くて、自分の手足やアンテナのように使えることをすでに知っていたから。

「でもカードリーディングなんて非科学的なものはバカにされるし信じない人が多いよ。」そう叫んで抵抗していた自我がおとなしくなる。

魂の片割れ君に頼まれて何度かカードをひいた。ほぼ大アルカナしか出ない。連日同じカードが出ることも多い。

当然だよね?と言わんばかりに同じカードと顔を合わせているので感覚がだんだん麻痺してくるけれど、その確率を計算すると人間技ぎりぎりの奇跡。

「毎日のごく普通の暮らし自体が奇跡の連続だからあたりまえでしょう?」

カードはさらりと言う。「はい。ごもっともです。参りました。」白旗をあげて降参する。

料理人の包丁や音楽家の楽器のように、私の手にはカードが馴染む。どこでどんな風に使うかそれを自分で決めればいいだけ。選択肢はいくらでもある。

0.0001%の現象を見ることは奇跡の証拠として充分だろうか?再現性がないなら非科学的。それでもいい。

私はこの肉眼で見た。

(はてなブログ「アレコレ楽書きessay」2021 4.14 加筆修正転載)

Grazie 🎶