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2022年度、芸大生活(通信)の振り返り

一年前、思い立って入学した京都芸術大学通信写真コースの3年次。 1年目が終わったので振り返ってみます。

何で入ったのか?

2022年1月1日に初めてレンズ交換できるミラーレスカメラを手に入れて1カ月くらい撮ったところでカメラの勉強したいなーという軽い気持ちで調べた結果から。 夜間の通学制は忙しすぎて行けないし、写真教室っていうよりはもうちょっと幅広く勉強したい、そんな感じで大学が選択肢になり通信で行けるのがここだったという感じです。

どれくらい単位を取って時間を使ったか

多分、同級生の中でも上位レベルで多めの単位を取得したと思います。(成績がいいとは言ってない)
3年次編入で取った単位数:51(授業数では30)
3年次編入だといわゆる一般教養は任意で学部専門と学科専門の二つがメインとなります。
写真、それ以外も含めて授業で何かしら作品を作った数:25
まあ、結構頑張ったとは思う。。。
平日はフルタイムのお仕事(大体8時頃~19時くらいは働いてる)で、在宅勤務。既に手はかかりにくいとはいえ子供が3人いるので夕飯作ったり家事類は多少あり。
という前提にたって、撮影は主に平日朝30分~1時間+土日、作品をまとめたりオンラインの授業視聴やら書籍読むとかの調査類は夜1~2時間。提出直前だけは土日にまとめて何時間も撮ったりしてました。

大学での課題について

スクーリング(校舎に行ったり、オンラインで決まった日に行う授業)であれば、その課題の締め切りは開催日と決まっているので割と進めやすいですが、それ以外の作品課題は基本的に四半期ごとに2回提出可能なタイミングがあるだけで、いつ出すかは学生に委ねられています。また、レポート課題は各四半期ごとに提出タイミングが決まっていて、そちら自分で好きなタイミングで出していく形になります。課題(作品・レポート)を提出したタイミングで履修開始となり合格(得点で60点以上)になると単位修得になります。
これ、自由でいいという考え方もあるんですが、自己管理が難しい方ですとずるずる伸ばして卒業が伸びてしまう傾向がありそうな気がします。通信制大学院経験もあるのでこの辺は時間を決めて取り組むのが一番近道と分かってまして、私は目標提出時期を決めてコツコツ進める方向にしてました。
課題提出タイミングが複数回あるのも、実際のところ理由があるな、と年度後半で気が付きました。スクーリングだと講師に直接お会いしてコメントもらえるのですが、制作した課題を出すだけの授業だとこれがいいのか悪いのか分からないんですね。最初から教授陣も「とにかく出してみましょう」という言い方をされていて、提出した後に評価と共に戻ってくるコメントが大事でした。コメントも一言ではなく数百~1千文字程度のコメントで良い点、改善点上げていただけます。
だから、とにかく出来たら早めに出してみると、例えば不可(この大学だとD)になっても、そのコメントを吸収して再提出出来る。通学制の大学だと制作過程で相談できるとは思うのですが、これが出来ないところを補うのが複数回提出なんでしょう。
が、年度の一番最後の提出タイミングで不可が出てしまうと取り返しがつかないあたり、やっぱり途中で先生と相談できるタイミングは欲しいよな。。。と思ったりしてます。
今回、1科目だけ不可を頂き、それが最終の提出タイミング直前にわかって慌てて再制作と再提出となりちょっとスケジュールは厳しかったです。結果的に合格もらえたので良かったですが、事前相談あればなぁというところ。というのも、一つの授業で二つ課題が合って両方合格していないで年度を超えると合格している課題もやり直しになるという仕組みがあるからなんですね。

入ってみて感じたこと

写真という技術を伸ばしたいなら大学じゃないかもなというのが一番思ってることです。
技術的な授業はスクーリングや制作課題(自宅学習)であるのですが、何も知らない場合は結構ハードル高いと思います。スクーリングは1単位で2日間の授業となっており、ここだけで細かい技術を全て修得するにはちょっと時間が足りない。ここは自分で何とかする必要があります。
特にライティングとか、普通の人は機材そこまで持ってないと思うので雰囲気分かって終わりとなりますね。。。結局、他の課題でもライティングしてやる方がいいものがあり、そのタイミングで少し機材を買い足して試行錯誤しました。この辺、習うより慣れろの世界な気がしますが、通学制だったら毎週授業が合って少しずつ慣れて行ける話なんじゃないかと思ってます。
後は芸術史的なところに馴染みが無さ過ぎて、特に最初の半年は写真論にしろ美術史(そういう歴史の授業が結構ある)の授業は用語が分からなくて大変でした。。。これはリベラルアーツとか全く興味持ってこなかった自分の興味範囲にも起因していて、元々美術館巡り大好きみたいな人にはハードルにはならなそう。1年かけて、いくつかの授業を経て徐々に用語が分かったり、作家さんのことが分かったり、分かるようになると楽しめるようになってきて、本を読んだまま入眠する割合が減ってきました。

来年の話

来年度は4年生。 残る単位は3年で取るスクーリング(6単位、今年は1-2年と日程が重なり取れなかった)と4年の卒業制作関連(10単位)です。単位数以上に大変そうだな。。。というのが今年の4年生を見ての感想。どうなるか分からないけど、悔いの残らないように頑張ろうと思います。
来年からは大学に通信制の大学院が開設されるとのこと。2年で終わるのがもったいないのでMFAの取得までやりたいというモチベーションで引き続きやっていく予定。

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