泣いて笑って優しい気持ちになった
岸田奈美さんの著書「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」を読みました。
こんなに感情が忙しい本初めてでした(笑)
もちろんいい意味でですよ。
そして、その時々の情景が目の前に浮かぶ表現力の高さ!
その表現力も独特で個性的。
一気に最後まで読み切ってしまいました。
岸田さんのことを知ったのはnoteフェスでした。
noteフェスで私はさらにnote熱があつくなりまりまし!
私がツボにはまったところ
私の乳は、どうやら、集団疎開していたようです
こんな表現できる???
面白すぎるやろ(≧∇≦)
人は許容量以上のイケメンをみると足がつるのか。耐えれてない。私の観察が、イケメンに、耐えれてない。
櫻井翔さんで足がつった、ってもうイケメンに囲まれたら足持ちませんよね。
オカンが盗まれた
こんな表現もなかなかできませんよね(笑)
まだまだあるんですが、あとは本を読んでこの笑いを感じてください。
ぎゅーっと胸が締め付けられそうな悲しみ
ものすごい爆笑もさせてくれるのですが、胸が締め付けられそうな悲しみも感じました。
お父さんが亡くなられる時と、お母さんが死にたいと言ったその時。
もうなんで同じ人に次から次へと試練が来るんだろうと・・・
弟さんがダウン症なので、お母さんが半身不随になってのしかかってくるものも大きかったんじゃ無いかなと思います。
でも前向きに進んでいく岸田さんの姿を見て感動しました!
優しい気持ちになれる弟さんとのエピソード
弟さんとの旅行のエピソードはほっこり、そしてクスッと笑っちゃうエピソードでした。
弟さんとの関係性も見えて素敵なきょうだいだなって思いました。
姉が嫉妬するほどの人脈とコミュ力。
そして忘れ物のスーツケースを思い出して取りに行ってくれるしっかり者。
でも、「駅に着いたら起こしてあげる」と言って爆睡してしまう弟さんだけど(笑)
ダウン症の弟として関わるのではなく、たった一人の弟して関わっているのが伝わってきました。
できないところや、ハンデの部分に視点を向けず常にできているところや良いところに目を向けているんだろうなと。
最後に
お父さんを突然亡くし、続いてお母さんが倒れ半身不随。
試練が続く中でも常に前向きに進んでいく岸田さんの姿には本当に感動しました。
何かが起きたから不幸なのではなく、起きている出来事をどんな風に受け止めて進んでいくかで見える景色は全然違います。
出来事は常にニュートラルであるということ。
岸田さんのあの表現力の豊かさは人生経験の中から培って作家として生かされているんだろうなと思います。
とにかくいろんな感情を一気に味あわせてくれる1冊でした!
みんなに手にとって欲しい五つ星のオススメ本です♡
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