アナ雪から学ぶ「バウンダリー」と「心の守り方」の話
なんかこんなこと書くと「またすれ違ってんの?」とか思われそうですが、このあいだ話し合い第3弾があってすごく腑に落ちたことがあったので、「そっけない」って言葉が気になるカップルに役立ちそうなことをシェアします。
第1弾と第2弾はこちら
今回は、疲れたり心が不安定になった時の「対処法の違い」が発端。
私は、そういう時こそ相手に一緒にいてほしいし、たくさん話をしたい。でも向こうは、そういう時は「ちょっと一人になりたい」んだそう。一人でボーッとして充電して、回復してからまた人間社会に参加したい。その間は返信も滞る
私は「自分だったらこうしてほしいな」と思って色々やってあげようとするんだけど、返事もそっけないし、喜ばないし、なんならもっと距離を取ろうとしてくる。
「そっけなくない?」「私なんか嫌なこと言った?」「何やってあげても鬱陶しそうなんだが??」みたいな感じでどんどん混乱する。
どうやら、相手の「ちょっとそっとしておいてほしい」は「今は人に優しくするエネルギーがないから、人と接すると機嫌悪くて当たっちゃうかもしれないし、自分も人も傷つけないように今は一人で充電させて」という意味らしい。
自分の心を守るためでもあり、身近な人を守るためでもある選択みたい。
私はそれを知らずにズカズカと「(あなたのために)あれもこれもやってあげよう」と相手のバウンダリーを踏み倒していたわけ
私が近づこうとするほど向こうがどんどん離れていこうとするのが、アナ雪でエルサが制御不能な自分の魔法(心)からアナを守るために雪山に逃げて籠るのと似てる。
ちなみにエルサも、不安な時は一人で部屋にこもって距離を置くタイプ。反対にアナは一人にしてほしい人に「雪だるまつくろー!」とかバウンダリーを踏み倒していくタイプ
Opposites attractと言われるように、正反対者同士はよく惹かれあって、すれ違いを上手に乗り越えればいい関係が築けるらしい
相手のバウンダリーの引き方が私の引き方と全く異なるもんだから、私は自分が相手が立てたフェンスを踏み倒しているのにも気づかず「なんか嫌われてる?」と勘違いしていたわけです。
不安が強くなると自分が1番の被害者みたいに思いがちだけど、両方自分の心を守ろうとしていただけなんだなと。
もちろん、相手のニーズは言ってくれなきゃ分かんないので、次回は「疲れた時は充電してから必ず帰ってくるから今は一人にしてほしい」って伝えてもらうようにして、私もそのニーズを尊重してそっとしておくことで同意しました。
それから「私が疲れた時の理想はこうです」ってのも伝え直した。
アナ雪を見た時にエルサが「アナのことを傷つけないように」と一生懸命助けてくれようとするアナを追い払う気持ちが全然分かんなかったんだけど、パートナーは超絶納得してたんだよね。
私は「何がなんでも私が助ける」アナタイプだったな〜、と反省しました。いくら親しい人でもバウンダリーは大切
でも、映画前半のエルサ・アナのコミュニケーションって長い目で見たらどちらも「孤独」や「不安」と隣り合わせで、どちらもバウンダリーの引き方が下手
私たちの場合、相手の「孤立」しすぎも、私の「干渉」しすぎも長い目で見たら心の健康のために良くない。
映画みたいに自然の流れでハッピーエンドになったらいいけど、現実世界ではそんなことなく、ひたすら「話し合いの繰り返し」
でも、そうやって自分の心と相手の心の理解を深めることが大切なんだな〜と再認識したのでした!
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