【まとめ】体重やカロリーなどの「数字」が原因でダイエットにつまづく人が増えている

科学的根拠が重要視される一方で、「数字を使ったダイエット」で迷子になる人が多発してます。数字が目標達成の手段じゃなくて「ゴール」になってるケース。
体重、BMI、1日の目標歩数、カロリー、PFCなどを軸にダイエットしてる人につまづいてる人が多いです。

具体例↓

①体重
見た目が気になるからダイエットを始めたのに、体重計の数字ばかり見ては「見た目は少し変わったけど、体重が落ちない...」と進歩を実感できない

60kg台前半でいる方が体調もいいし生き生き生活できるのに、「50kg台がいい」という誰かが言ってた基準が気になってなんだか自分に自信が持てない

②BMI
肥満や健康のリスクを示すために世界中で一般化して使われている数字。体重同様、見た目は反映しないのに、見た目に自信をつけるために使う

心身が健康であればその生活を続けていくべきなのに、標準の数値ばかり見られて「標準値内だけど、少し高めなので痩せましょう」とアドバイスされる


③1日の歩数
「身体に変化が生まれること」が目的で、その手段として設定した目標歩数。いつの日か「数字で努力の程度を測ること」がメインになっていて、達成しないと罪悪感や脅迫感に追われる

「1万歩歩くより、私は5000歩で筋トレを合わせた方が身体の調子がいい」と自分に合わせた調節ができない


④カロリー
食べすぎ・食べなさすぎの感覚を知るためにカロリー計算を始めたが、いつしかその数字に脅迫されて食べるのが怖くなる。

カロリーさえ抑えれば痩せると勘違いし、自分の心を削り、身体を犠牲にしてでもカロリーを抑えようとする。なお、カロリーしか見てないので、心や身体の変化には鈍感


⑤PFC
アプリを使って食事の質を改善し始めるも、いつしかそのアプリで悪いスコアが出ないように食べることがメインになる。どのバランスで食べた時が1番自分の調子がいいかという感覚の部分はそっちのけ

貯まっていくデータが満足感を与え、スコアを悪くするスイーツとかを食べる時は罪悪感を感じる


もちろんエビデンスは重要だけど、『参考』にするために使うべき目安であることは忘れちゃいけない。
その数字を追うあまり、本来の目的がサブになっている人は多く、栄養士、トレーナー、医者などの専門家のアドバイスも、数字が手段ではなく「ゴール」になっている場合も見かけます。


最近は時計で歩数・時間・カロリーを常に計測されている状況も一般的になってきたけど、本来の目的がズレないように気をつけてください。

心と身体が満たされること。自分に合っていること。そんな生活を選んでいたら、余分な脂肪は勝手に落ちます。理想の身体は「健康的な生活の副産物」なのだから


私は、頭では分かっていても、身体の感覚よりも数字がゴールになっちゃうので、計測するのを一切やめました。ウェアラブルも外した。カロリー計算もしない。体重も測らない。歩数も数えない。

自分の身体と心を最優先に取捨選択してたら、身体が変わっただけでなく、人生が豊かになったんだよね


体重、BMI、1日の目標歩数、カロリー、PFCなどで一生懸命努力しているのに、ハムスターの回し車みたいにその場から動けてないと感じる人は、手段と目的がズレてるのかもしれません。

数字とにらめっこするのは一旦休憩して、自分の身体と心を頼りに正解を探してみるのはどうでしょう?

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