ダイエットで憧れの人のインスタをモチベにするのが逆効果な理由

憧れの人の理想的な身体を見て「ダイエットのモチベになるから」とモデルやインフルエンサーをフォローしている人いますよね。

それ、デメリットの方が大きいからやめた方がいい。最新の研究でもその悪影響が指摘されてます。

「理想の身体」をフォローして自分と比較し続けるという行為が、むしろ自分に自信をなくすことに繋がっているという研究がたくさん出てきてる。

モチベになると思っているけど「あの人に比べて自分の身体はダメだ」という自己否定をしているだけで、自分に対する不満や嫌悪が増えるんです。


モチベになるハズだったのに、実際にはインスタ写真を見た後に自己否定がセットでついてくるので、気分が沈んだり、やけ食い・暴食に繋がってしまったり、過剰な運動に走ったり、自分の写真は加工したものしか受け入れられなかったり、摂食障害に片足突っ込んだような行動をとるようになります。


芸能人が筋トレしてる動画・写真を載せた投稿には「私もダイエット頑張ろう!」とかいうコメントが溢れるのだけど、その行動の裏側にはそういうネガティブな影響が隠れているんです。

一見ポジティブな状況に見えるけど、長い目で見れば終わりない自己嫌悪と戦うことになる。


「あの人のようになりたい」という憧れは「自分は十分ではない」という気持ちの裏返し。正しく付き合わないと、誰かとの比較ばかりでいつまでたっても自分への不満が止まない無限ループに入ります。

モデルになるつもりでもないあなたが、モデルのような身体を手にして何をしたいのか?


人に見られるお仕事では、身体のケア・管理が優先のライフスタイルになります。

自分が10万人の家に置かれる写真集を発売することになり、そのために何百人もの人と何百万ものお金が動くと想像してみてください。そのプレッシャーの元であなたの生活の優先順位はどう変わるでしょうか?


そういう、境遇や人生で欲しいものも全然異なる人たちと自分の身体を比べて「モチベーションになる!」と思っていることは、健全な動機と言えるでしょうか?

憧れを持つのは悪いことではないけれど、その憧れが本当に自分をプラスの方向に導いているか?人生振り回されてないか?考えてみて。


ダイエットのモチベを上げるために理想の身体の人ばかりフォローしたり、加工した写真しか撮れなくなっている人。

頑張らなきゃいけないのはダイエットじゃないんじゃないかな。自分がどうしてそこまで必死になって「自分じゃない誰か」になろうとしてるか、考えた方がいいんじゃないかな。

例えばこういう研究とか。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1740144521000462


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